【新人マンション管理士レポート】初体験、救命訓練に参加

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新人マンション管理士の消防訓練体験記(第2回)
―救命訓練を実際に体験してみました―

マンション管理士 新人のメル夫です。只今メルすみごこち事務所で研修中です。
今回は、千葉県にある築45年目(総戸数120戸)の大規模マンションの消防訓練の後に行った救命訓練に参加させて頂いた時のリポートです。
【救命訓練の目的とは?】
消防署の方のお話では、救命訓練の目的は、倒れている方を見つけて意識がない場合、もし放置されれば間違いなく死ぬので、心肺蘇生にて蘇生させるのが目的ということです。

【救命訓練の実際】
救命訓練の出席者は25人。ご高齢の方がほとんどで、しかも7割が女性の方です。多くの救命訓練の参加者は5~10人なので、これも多い方だそうです。救命訓練の講習が始まりました。

【まずすること⇒周囲の助けを呼ぶ、そして119番】

1. 倒れている人を見つけたら、まず、周りに助けを求めます。
2. 人が一人でもいたら、赤い服のあなた119番通報して、青のシャツのあなた私と一緒に手伝って、とその人たちを指さして明確に指示すること。日本人はシャイなのです。
3. 誰も助けてくれる人がいなかったら、まず119番します。あなたが119番の指示に従ってください。
【電話がなくて119番通報できない⇒あなたが次の要領でやってください!】
1. 周囲は安全か確認します。(指差し呼称、周囲良し!)
2.「もしもし、大丈夫ですか」と肩を叩きながら声を掛けます。(最初は小さい声で、だんだんと肩を揺さぶりながら大きい声で。いきなり大きな声では、びっくりして心臓麻痺を起こす危険性があります)
3.これで反応がなければ「胸骨圧迫」です。相手の衣服はそのまま、左右の掌を組合せて、腕を伸ばし押します。
4.相手の胸の上に組合せた掌を置き、上から力一杯押します。5センチ位沈みます。次に戻します。これを1分間に100回のテンポで繰り返します。(幼児や赤ちゃんは異なります)
5.胸骨圧迫で肋骨が骨折することが稀ではありませんが、構わず続けます。もし痛いと言って気がつけば、助かったのです。(ショックな話ですが、それくらいでないと蘇生は難しいようです)

6.胸骨圧迫の継続は大変です。1分後には圧迫が浅くなり始めます。代わりの方がいる場合には、自分の向かい側に準備してもらい交代します。

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【AEDを探そう】

  AEDとは、自動対外式除細動機のことを言い、A:Automated(自動化された)、E:External(体外式の)、D:Defibrillator(除細動器)です。訓練の手順に従いますと次の通りになります。
1. 救助者が一人の場合、AEDが近くにあることが分かっていれば、先に取りに行きます。
2. AEDの音声メッセージに従って、処置を実施します。

3. AEDのパッドを貼る際、傷病者の胸をはだけなければなりませんので、女性の場合はできるだけ人目にさらされないような配慮が必要です。
なお、AEDの場所がわからない場合は、心肺蘇生を続けながら救急隊の到着を待ちます。

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【訓練の体験】
訓練は人形2体を使い、消防署の方の指導でAEDの場合を含めて熱心に行われました。「胸骨圧迫」は、掌を利き手を上にきちんと組み合わせること、腕はしっかり伸ばすことがポイントです。

【メル夫の今日の気づき】
救命訓練に必要なものは人道精神であることです。
逃げてはいけないのです。不要なものは、無関心と恥ずかしいと思う心なのです。 

AEDは、全国に50万台設置されています。
公共施設(役所、図書館、学校地域センター等)、病院、駅、飛行場、郵便局などに設置されているほか、マンションのロビーに設置されているケースもあります。
近くの施設のどこに設置してあるかを覚えておくといざという時に便利ですよね。

 

 

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