【マンション管理士サミーのよろず相談日誌】-その4・つづきのつづき 小修繕工事のチェックに行ってみて

人件費32万(ひとり1日8万)を突っ込まれ、管理会社退散⁉

~前回(その4のつづき)はこちら

 


 

この件の顛末です。

管理会社は見積りを見直し再提出してきました。
十数万円ほど下げてきて60万円を少し超える金額です。

この時点で理事会から再度相談を受けたので、以下のようにアドバイスしました。

この工事を実際に施工する会社での工事費は45万円程度、管理会社が経費等を乗せる前の時点で55万円程度ではないかと推測されます。私が見積りしたとしても55万円前後の感じでした。

そこでまず理事会の方たちには、工事費を更に低減させる方法として二通りの方法を説明しました。

一つ目の方法を①とします。これは管理会社に再度交渉して低減を求めていく。ただしある程度の金額を低減させるには根拠が必要であり、私が現地調査及び単価・労務費の調査を行い工事金額を算出する。

②としては管理会社での工事を取止めとし、工事会社に直接発注する形とし3社程度から相見積りを取り検討していく。

 

 

方法を説明はしましたが勧めることはしませんでした。

大きな理由としては、今回の工事は急いで行う必要があり、①、②の方法ともに数週間から1ヶ月程度は期間がかかることが予想されたからです。また低減できる金額も数万円程度と思われ、私が調査や見積りをした場合は多少の費用をいただくことになるので低減額はさらに減ってしまいます。

それともう一つの理由は、管理会社とは敵対しない、管理組合も管理会社も「より良いマンション管理の実践」が目標のはずで、管理会社に反省の色も見えていたので今回はある程度の線で矛を収めることを勧めたのです。

矛を収めながらも理事会から最後に一押しした結果、千円単位の金額の値引き、税込総額600,000円となり工事を行うことになりました。前回も書きましたが、普段から理事会にて、小さな修繕工事でも、できる範囲で金額をチェックする、相見積りを取り比較検討するなどの姿勢を管理会社に見せておくことが重要です。

見積り内容の件を少しだけお話しします。

管理会社が小修繕行う場合、大雑把な見積りが出てきてチェックのしようがないことがあります。一例として駐輪場の出入口門扉を取替える工事の見積りを作ってみました。参考にしていただき、あまり大雑把な見積りが提出された場合は管理会社に作り直しを依頼することをお勧めします。

※画像協力:https://www.photo-ac.com/

一級土木施工管理技士、一級建築施工管理技士、二級建築士、マンション維持修繕技術者。建設コンサルタント、住宅メーカーなどの勤務を経て家業の工務店を継承。マンション管理士試験に合格後、行政の窓口などで多くのマンション管理相談に携わり、顧問・アドバイザーにも就任。問題を抱えているマンションの力になりたいとメルすみごこち事務所に参画。

One thought to “【マンション管理士サミーのよろず相談日誌】-その4・つづきのつづき 小修繕工事のチェックに行ってみて”

  1.  管理会社や大規模修繕コンサルの見積もりは、信用できません。
     コンサルは、業者見積をそのまま出してきました。
     せめて、コンサルの用紙に打ち換えれば、ごまかされたかもしれません。
     マンションは素人ばかりですから、マンション管理士は、マンションの味方にならなければいけません。 安すぎる見積もりにも、ご注意を。

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