【マンション管理の「ちきりん」が斬る!】受注マンションで第三者管理方式を採用

■オープンハウスG 分譲マンション管理業務に参入。製・販・管、一気通貫のサービスで顧客満足を追求
「第三者管理方式」を採用、ご購入者様の負担を減らして質の高いサポートを提供
株式会社オープンハウスグループ 2022年4月5日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000024241.html

オープンハウスの子会社が、マンション管理業に参入、受注マンションで第三者管理方式を採用していくよ、というプレスリリースです。

「新築デベロッパーがそのまま管理者&子会社が管理会社」スタイルでは長谷工や三井に続くことになります。
管理業自体初めてということで、スタートに際して、自社が60%,合人社が40%出資し合弁会社を設立しています。
新興デベロッパー+独立系管理会社という、野心溢れる組み合わせですね。

別記事では、建設中の「オープンレジデンシア根津」などの4物件を皮切りに、2024年9月期までに首都圏で1000戸の管理実績を目指す、とありました。

「新築デべがそのまま管理者&子会社が管理会社」の場合、10年アフターは形骸化するのでは…。
分譲マンションに住む(所有する)のは初めて、という人たちが理事会活動を通してマンション管理を学ぶ機会もないので、問題意識の高い人たちの意見は追いやられてしまいそうで心配です。
長年管理組合を運営してきた居住者が、自分たちの判断で管理者管理に移行するのとは意味合いが違うと思うんですよね…。

このパターンに対しては、監事に第三者的専門家を必ずいれるべき、みたいな流れが出来てほしいですね。「形式」は大事だと思います。

 

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