【新人マンション管理士レポート】避難訓練体験記

新人マンション管理士_ブログ

 

―消火訓練を実際に体験してみました―
マンション管理士 新人のメル夫です。只今メルすみごこち事務所で研修中です。
今回は、神奈川県にあるお客様が入居されている物流センター全体の合同避難訓練に、お客さまに代わって従業員代表として訓練に参加し、実際に消火訓練を体験しました。
【何事も体験が大事です】
避難訓練のフィナーレを飾る消火訓練となりました。今回避難訓練に参加した人全員が消火訓練に挑戦するのです。まず、消防署の方から説明がありました。火災を発見したら最初に何をしますか?
①火事を発見したらまず助けを呼ぶ。(119番通報と消火器確保)
②炎が大きい時は消火活動より避難優先。(自分の身の丈が基準)
③炎より煙にやられて死ぬ人が多い。(口にタオル等を当てよう)

no-translate-detected_1122-651

【消火器操作】

次に、消防署の方から消火器の操作方法の説明を聞きました。手順は次の3つです。
①安全ピンを抜く。
②ホースのノズルを火元に向ける。
③レバーを強く握る。
【消火活動を成功させるためのアドバイス3つ】
①助けを呼ぶ時は大声で。(小さい声では伝わらない)
②指示は指さしてはっきりと。(赤の方119番に電話して!)
③放水は手前から火元に向けてほうきで掃くように。
【消火器 QA】
消火訓練も無事に終わりました。消火に関する質疑応答となりました。
Q1:消火器の仕組みはどうなっていますか。
A1:消火器には加圧式と蓄圧式があり、昔からのものは加圧式です。加圧式は、内部に小型の加圧用ガス容器(ボンベ)を組み込んでおり、レバーを強く握ると、カッターで加圧用ガス容器の封板が破られガスが消火器内部に噴出されます。その圧力によって、消火薬剤が攪拌され、ノズルから放射される仕組みです。
蓄圧式は、最近売られているもので、ボンベは入っておらず、本体容器内には、消火薬剤とともに、放射圧力源となる窒素ガスが入っています、レバーを握るとその圧力によって、薬剤が噴出します。

 

Q2:消火器に使用期限が書かれていますが、期限を過ぎたものしかない場合でも役に立ちますか。
A2:消火器は使用期限が10年といわれていますが、10年を過ぎたからといってすぐに使えなくなるものではありません。内部の消火薬剤が固まっていなければ、そのまま使えます。
以上で、消火訓練が終わりました。消防署の方から終了の挨拶がありました。大勢の方にご参加いただきありがとうございました。

26NJ_massironahijyouguti_TP_V4

【メル夫の気づき】
職場に戻って、避難訓練と消化訓練が無事終わった旨報告した際に、4階の非常口にEという番号がついていること、避難通路がEから階段を下り塀伝いに直進すること、避難場所がこの建物の裏の広場であることを伝えましたが、職場の方は殆どご存じありませんでした。
報告して良かったと思いました。知っていれば災害時に必ず助かります。

 

消火訓練の際に、「助けを呼ぶ時は大声で。指示は指さししてはっきりと。赤の方119番に電話して!」と言うように指導されましたが、理由を聞きましたら、日本人はシャイなので、はっきりと「その赤のシャツの人と指さして指示するくらいでないと動いてくれないのです」と教えてくれました。
これってどこかで同じことを聞いた記憶がありました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


アーカイブ