【新人マンション管理士レポート】建築再生展に行ってみた(6)

新人マンション管理士_ブログ

建築再生展見学リポート~改修がもたらす新しいライフスタイルとは?~

マンション管理士 新人のメル夫です。只今メルすみごこち事務所で研修中です。

今回は、2017リフォーム&リニューアル建築再生展の「リクシルリニューアル」の会場で、「アルミサッシのカバー工法による省施工」を見学して気づいたことをお届けします。

 

【マンションのサッシ交換工事は以前大変でしたよ!】

既存のサッシ(金属製の窓枠)を撤去して、新しいサッシに入れ替える工程で、壁面からの出っ張りを無くしてスッキリ復旧しようとすると、とても大変だったことをご存じでしょうか?

窓枠が壁面にきっちり埋め込んであるので、サッシ枠周りのコンクリートも一部壊してからでないと新しいサッシ枠が施工できないため、手間も時間もお金もかかっていたのです。

それが今では、「カバー工法」が開発されて、簡単にリニューアルできるようになりました。

【カバー工法とは】
カバー工法とは、既存の窓枠の上から新しい窓枠を取り付ける工法です。
既存の枠を残したまま、新しいサッシを取り付けるため、コンクリートを壊さずに取替えることが可能です。サッシと窓ガラスが新しくなるので、見た目もよくなりますし、性能も向上します。
唯一のデメリットとして、既存の枠に新しい枠をかぶせる(カバーする)ことから、開口部が狭くなることがあげられますが、最近は各社工夫を凝らしてそのあたりも改善されつつあります。


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【マンションのサッシ交換工事の新旧工法の比較!】

 マンションのサッシ交換工事は、従来の撤去工法では6工程でしたが、カバー工法で3工程になりました。工事も1窓あたり1時間程度で終わります。

BEFORE<撤去工法>

(1)窓枠周囲の外壁・窓枠・内壁を解体

(2)新しいサッシの取り付け

(3)障子をはめ込み調整

(4)外装補修(大工工事)

(5)内装工事(クロス工事や左官工事)

(6)仕上げ

AFTER<カバー工法>

(1)既存サッシにカバー部材取り付け

(2)障子をはめ込み調整

(3)仕上げ

【メル夫の今日の気づき】
サッシを出っ張りなくすっきり復旧しようとすると、窓枠の解体を伴い2日がかりの工事となると思っていました。これが誤りで、古い窓枠に新しい窓枠でカバーすれば約1時間で簡単にリニューアルできることを知りました。今やこれが標準だそうです。

最近は大規模修繕の際に玄関ドアのリフォームを含む案件をよく見ます。

これは、「カバー工法」の応用で簡単に交換できるようになったからだと気がつきました。
玄関ドアも既存の枠をそのままに新しい枠をカバーする、この工法が主流となっているのです。
セキュリテイ強化、災害時対策(地震の時でもドアが開かないことがなくなる)も簡単に出来るようになり、素晴らしい改善だと思いました。

(新人マンション管理士 メル夫)

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