■日東工業とユアスタンド、マンションEV充電サービス提供へ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000071105.html
日東工業が新たに発売した普通充電器「Pit-2Gシリーズ・4G通信モデル」と、
ユアスタンドが提供するマンション向け充電管理サービス「Yourstand」を、
EV充電器を遠隔管理・制御するための国際標準通信プロトコルである「OCPP」によって連携させる
実証実験がスタートする、というプレスリリースです。
この連携により、電力消費のピーク時に充電を抑制したり、
予約の有無によって利用可否の制御をしたり、といったことが可能になるそうです。
順調にいけば秋にはマンション向けのサービス提供開始とのこと。
私の自宅マンションの共用部分電気契約は、季節別時間帯別に単価が異なる設定になっているので、
EV充電器を設置したからといって、真夏の昼間にガンガン充電されては困るわけです。
そこを制限できるというのはとても有難く、充電器の設置にも弾みがつきます
(少なくとも自宅マンションの場合は)。
また、予約制の充電が可能になれば、少し面倒を伴いますが、
EV車両1台ごとに充電器を1機設置しなくても済むかもしれません。
最終的には全車両がEVに置き換わることになっていますが、
車両も充電器も充電方法も常に進化して、現在のものが陳腐化していくことも
考えられるので、お金のかけ方には工夫が必要です。
業界ニュースをもう一つ。
■ユビ電と東光高岳、充電認証課金コントローラー「WeCharge HUB」を協業開発、
WeCharge電気自動車充電サービスと連携し充電管理、充電課題を解決
ユビ電株式会社2021年6月4日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000063033.html
ユビ電株式会社(以下、ユビ電)と株式会社東光高岳(以下、東光高岳)が、
電気自動車の充電サービスの構築を担うコントローラ「WeCharge HUB(ウィーチャージハブ)」を協業開発し、
2021年6月より販売を開始する、というプレスリリースです。
最新の遠隔充電管理・認証課金システム、という点では先ほどの紹介した日東工業+ユアスタンドの案件
と似ていますが、こちらの特徴は、マンションのように複数台の充電器を管理する際に
使用可能な電力量を考慮し、同時充電可能台数を制御する、という点です。
マンションは、どの車両もたいてい夜間に充電するイメージなので、
台数が増えてくると制御が必要になってきそうですね。
立て続けに2つのプレスリリースに触れ、自宅マンションもそろそろ(^^)
思い腰を上げようかな、という気分になりました(^^)
マンション管理士。世田谷区在住の実は関西人。自ら居住するマンションの理事長を歴任し「住民・理事の目線」を持ちつつ、某大手インフラ系企業の経営企画室で鍛えられた情報収集力・整理力・課題発見力を活かし、現在は株式会社メルすみごこち事務所の経営アドバイザーを兼務している。