管理組合の資金運用の実態について マンションみらい価値研究所が研究レポートを発信
~低金利時代、マンション管理組合における資金運用のメリットは?~
大和ライフネクスト株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000059962.html
大和ライフネクスト株式会社が、受託する約4,000組合(分譲マンション以外の戸建管理組合も含む)の修繕積立金の運用先を調査した結果が、以下のとおり公表されています。
- 普通預金(67.1%)
- マンションすまい・る債(21.3%)
- 定期預金(10.0%)
- 積立マンション保険(1.4%)
- その他証券(0.2%)
その他証券の86.27%は利付国債で、金利による運用益が見込めた10年前以上に運用をスタートしている。
現在、金利による運用益は少額なので運用益のみによる資金不足解消は見込みにくい。
リスクのある商品に手を出すのはなかなか難しいですよね。
修繕積立金の徴収額に余裕があれば(長期修繕計画期間内は黒字予想)、その余裕分をリスク商品に回した場合、紙きれになっても困ることはないという説明は成り立ちますが、それもこれも理事会メンバー次第ですね。
それこそ、マンション管理適正評価制度(http://www.kanrikyo.or.jp/evaluation/)等で、積極的な資金運用が加点対象にでもなれば、風向きが変わるかもしれません。
マンション管理士。世田谷区在住の実は関西人。自ら居住するマンションの理事長を歴任し「住民・理事の目線」を持ちつつ、某大手インフラ系企業の経営企画室で鍛えられた情報収集力・整理力・課題発見力を活かし、現在は株式会社メルすみごこち事務所の経営アドバイザーを兼務している。