【マンション管理組合の教科書】マンション管理会社選びで損をしないために

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【授業のポイント】
●ほとんどの管理会社が「中間マージン」をとっている
●業者に丸投げするだけ、本来は「事務管理業務」内でやるべき
●そのツケはマンション管理組合が払うことになる
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【マンション管理組合の教科書】管理会社選びで損をしないために
~管理会社の利益の仕組みを知ろう~

皆さん、おおきに。
この時間を担当する、千田銀二郎(せんだぎんじろう)言います。

時は高度経済成長期の真っ只中。
カラーテレビが登場した1960年代に、人口の増加とともに分譲マンションが大衆化された。
それから50余年、薄型テレビ、スマートフォンが当たり前となった現代において、マンション管理会社の悪しき慣習だけは、ほとんど変わっていないことを、兄さんはご存じかぃ。

その悪しき習慣とは…マンション管理会社の利益のしくみ。

マンション管理会社のほとんどが、マンション管理の素人である管理組合の皆はんが無知なのをええことに、小規模の修繕工事における「中間マージン」を搾取しておる。

これは、断言してええ。
ほとんどの管理会社がやっているし、搾取という言葉をワシは使いたい。

では、中間マージンとは一体何なのか説明しまっさ。

定期清掃
エレベーター保守
機械式駐車設備保守
消防設備点検
排水管清掃
貯水槽清掃
植栽保守
その他設備点検や保守
建物や設備の補修(営繕工事)

これらは、管理会社が自分のところの社員で直接行うことはなく、専門業者へ改めて依頼しておる。
この専門業者が行っている業務を「専門業務」呼んでおるんじゃが、ほとんどの管理会社は、これら専門業務について、その道の業者を下請けに使い、次のような2つのやり方でマンション管理組合からゼニを搾取しておる。

<管理会社の専門業務におけるゼニ搾取法>
①管理会社の取り分を乗せて、自社の見積もりとして提案する。
②専門業者の名前で高めの見積もりを作らせ、専門業者からリベート(見返りゼニ)を受ける。

このような、マンション管理会社の取り分を中間マージン言うんじゃが、これが何を意味しているかちゅうと、お客さんである管理組合は、常に高いゼニを請求されとる言うことや。

それは経験上、およそ20% 。ここだけの話、40%という話も聞いたことあるで。

これは5000万の大規模修繕工事が、1000万ないし、最悪のケース2000万、余計に払わせられる言うことや。

「管理会社が入って調整してくれているんだから、マージンを取るのは当たり前じゃ」
言う声が聞こえそうな気もするが、大切なことは、再委託や外注そのものの否定ではのぅて、管理会社のほとんどが、仕事をせずに中間マージンを取っちょる__。
つまり中抜きをしているだけ、言うことや。

そもそも、専門業者を手配する業務は、マンション管理会社に毎月支払ぉてる「事務管理業務」に含まれるべき仕事や。それを、ほとんどの管理会社は、専門業者の手配などに関する報酬を「事務管理業務」で得ながら「中間マージン」で二重に収入を得とる。
しかも、この「中間マージン」の内容がお客様である管理組合へ開示されることはおまへん。

これで、管理会社を100%信頼することができまっか?
悲しいかな、これがマンション管理業界の悪しき習慣。これが実情なんじゃ。

ゼニの匂いがしよるでえッ!!

 

 

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