■合人社とグローバル・リンク・マネジメントによるマンション総合管理の合弁会社「G&G Community」を設立
株式会社グローバル・リンク・マネジメント プレスリリース 2021年2月1日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000020953.html
グローバル・リンク・マネジメントは東証一部上場の不動産会社で、主要事業は「投資用ワンルームマンションの分譲・管理」です。
分譲後も自社で管理を行ってきたが、投資物件として利回りを高めるためには管理においてもさらなるスケールメリットが必要と判断し、大手独立系管理会社の合人社計画研究所と提携する運びになったようです。
売りっぱなしではなく、投資家ファーストな姿勢は評価できますね。
あたらしい会社名は「株式会社G&G Community」です。
さて、このニュースで気になったので「投資用ワンルームマンションの市場動向」について調べてみたところ、不動産経済研究所のレポートを見つけました。
https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0538712_01.pdf
投資用ワンルームマンションは多少の乱高下があるものの、標準タイプのマンションに比べると供給ペースが維持されている印象です(数字的裏付けは割愛します)。
さすがにコロナ禍の2019年度は前年度から2割強減ったものの、2020年の上半期には早くも盛り返しています。
もっとも、販売ペースは売主が握っていますし、希望の価格で販売できているのかはまた別の問題です。
ちなみに供給事業者ランキング(*投資用物件のみを集計)も掲載されています。
2019年度
1位 エフ・ジェー・ネクスト 868戸 『ガーラ』
2位 青山メインランド 686戸 『メインステージ』
3位 インヴァランス 620戸 『クレヴィスタ』
4位 木下不動産 556戸 『プレール/プレール・ドゥーク』
5位 TFDコーポレーション 458戸 『ルーブル』
上位5社のシェア53.3%(前年同期44.7%)グローバル・リンク・マネジメント社はサイトから概算したところ年間供給戸数が大体150~200戸なので、上位には少し遠いですね。
マンションブランドは『アルテシモ』というそうで初知り(?)でした。
大手の不動産投資会社は素人目にはどこも一緒に映りますが、このようなニュース一つも、物件選びの参考になると思いました。
情報発信=プレスリリースは大事ですね。
マンション管理士。世田谷区在住の実は関西人。自ら居住するマンションの理事長を歴任し「住民・理事の目線」を持ちつつ、某大手インフラ系企業の経営企画室で鍛えられた情報収集力・整理力・課題発見力を活かし、現在は株式会社メルすみごこち事務所の経営アドバイザーを兼務している。