■管理委託契約を「人質」に取るマンション管理会社の値上げ要求と戦う方法は? 須藤桂一(㈱シーアイピー)2021.4.29 ダイヤモンドオンライン
https://diamond.jp/articles/-/269607
・管理会社が顧客を選べる時代になってきており、値上げに応じず、手間に見合った費用を支払えない管理組合に対しては、管理会社側から積極的に契約解除を申し入れるケースが増えてきているので、不要に管理会社を追い詰めるのはやめるべき。
・かといって食い物にされていいはずもないので、そうならないよう上手く管理会社をコントロールしていかなければならない。でも素人の輪番理事長には難しいので、適宜専門家を活用することが望ましい。
という、「まさにその通り」な記事です。
管理会社は管理組合を騙して食い物にしている、
とあちこちで謳われていることもあり、当然自分のマンションもやられていると思いがちですが、実は自分たちの方が管理会社を食い物にしていることも十分にあり得るわけです。
だからといって、700万円/年の管理費をいきなり1,300万円/年に吊り上げてくるというのは、
こうなる前にきちんと管理組合と向き合ってこなかった管理会社にも問題があると思うのですが。。。
いずれにしても耐えられなくなった管理会社からの急な”ギブアップ”は、値上げと解約のどちらに転んでも管理組合に大きな痛みをもたらすので、できるだけ回避したいところです。
そのためには、単発でいいので外部専門家に管理状況をチェックしてもらうことをお勧めします。
管理会社にとって自管理組合がどういう存在かがわかり、
今後の付き合い方を考えるうえで、いいきっかけになるはずです。
マンション管理士。世田谷区在住の実は関西人。自ら居住するマンションの理事長を歴任し「住民・理事の目線」を持ちつつ、某大手インフラ系企業の経営企画室で鍛えられた情報収集力・整理力・課題発見力を活かし、現在は株式会社メルすみごこち事務所の経営アドバイザーを兼務している。