新人マンション管理士の新春研修会(第1回)
新年明けましておめでとうございます。新人マンション管理士のメル夫です。今年は、戌年です。よろしくお願い致します。
1月8日に新春恒例の日本マンション管理士連合会(日管連)主催の「新春合同研修会」が青山で開催され、メル夫も出席しました。概要をご紹介致します。
【マンション管理士、マンション管理士会の回顧と展望】
講師は親泊会長。テーマは、「マンション管理士、マンション管理士会の回顧と展望」でした。
内容は16項からなり今回はマンション管理士そのものに関する、次の3項目のご紹介です。
内容は16項からなり今回はマンション管理士そのものに関する、次の3項目のご紹介です。
■マンション管理士の活用の効果
■マンション管理に求められるもの
■マンション管理士の業務
【マンション管理士の活用の効果】
マンション管理の適正化推進において、マンション管理士の活用による効果は次の点です。
■管理組合運営上の専門性(ノウハウ)の確保
■管理組合役員の心身負担の軽減
■当事者の恣意(自分勝手な考え)の排除
【マンション管理士に求められたもの】
「マンション管理士に求められたものは何?」
「16年間にどれだけの実績を積上げ信頼を獲得した?」
___要約すると以下の通りです。
「16年間にどれだけの実績を積上げ信頼を獲得した?」
___要約すると以下の通りです。
■マンション管理士の資格取得自体が、管理組合の管理者等への支援業務により報酬を得ることを直ちに可能とするものではない
■マンション管理士が自らの能力を高め、管理組合等の諸問題を解決する等実績を積上げ、信頼を獲得して初めて、マンション管理士としての業務は成り立つ
■”実績を積上げ信頼を獲得してきたか?” ”それは今後も管理組合に活用される為の努力に相当するか?”がキー
【マンション管理士の業務】
マンション管理士は、次の様な業務が一般的になりましたが、「管理者や管理組合役員等の業務」は今後の居住者の老齢化に伴い、今後の展望として期待できます。
■相談業務
■各種コンサルタント業務(日常運営、規約改正、管理委託契約見直し、大規模修繕工事等)
■管理者や管理組合役員等の業務
【メル夫の気づき(1)管理者、役員等の業務に期待】
日本社会の高齢化の進展とともに、今後益々マンション住民の高齢化が進み、多くの管理組合で採用されている役員の輪番制に不安や支障が出てきます。メル夫の所有している小規模マンションでも理事長が輪番制なので、ご高齢の方々で何とか回避できないかといわれている方も既に何人かいます。
管理組合それぞれの考え方次第ですが、輪番制の場合、管理費や修繕積立金の支払いと同様、「その方の義務」となるので、「個人でお金を払って第三者に委託する」ことを認めるのかという議論になります。
メル夫の所有するマンションでは、基本は家族代行まで可能なので、同居のご家族なら代行可能です。
メル夫の所有するマンションでは、基本は家族代行まで可能なので、同居のご家族なら代行可能です。
もし、第三者代行を認めると規約改正した場合は、当該1年間代行費用を払って頂けるなら、依頼者も代行受託者も幸いとなるでしょう。しかし、代行費用の額にもよりますが、払えない場合は…?
__難しい問題になります。
__難しい問題になります。
【メル夫の気づき(2)それは、努力に相当するか?】
”それは今後も管理組合に活用される為の努力に相当するか?”
メル夫には、当然だとも受け取れましたが、ある意味大変難しいお話だと思いました。
「管理組合に活用される為には、活用されるに至るまで実績を積上げ信頼を獲得しなければならない」わけで、実績を積上げ信頼を獲得する努力が足りなければ、管理組合に活用されないわけです。
管理組合に評価頂けない場合として考えられるのは、
■「管理組合に活用される為の努力」と「実績を積上げ信頼を獲得する努力」の方向がずれてる
■「量や質が伴わない」とみられる
■「活動実績のアピール」が足りない
メル夫の体験でも、「理事会支援のご契約の活動実績」が、理事会の皆さまには十分評価されても、「あまねく住民の皆さま」に広報や議事録等を通して、常に十分にアピールされないと評価を頂けない可能性があることを思い出しました。
”それは今後も管理組合に活用される為の努力に相当するか?”
すなわち、この努力を怠るなという話だと思いました。
すなわち、この努力を怠るなという話だと思いました。