こんにちは、ムージです。
管理組合の理事長と第1回目の大規模修繕工事に関する修繕委員長をしています。
__さて、無事に大規模修繕工事の契約を終え。
この契約までにかかった費用を、管理会社の提案分とムージが探して実際にかかった分をまとめて、比較して、理事会に報告しました。
すると、1000万も、ムージは費用削減に貢献していました!
内訳は、ざっとこんな感じです。
- 管理会社ご推薦の工事会社を決めるまでの提案のコンサルテイング100万近くが、修繕委員会だけで決定なので0円
- 管理会社ご推薦のいくつかの候補の工事会社の見積もりのうち、最も低い金額とムージ達、修繕委員会で探して実際に契約した工事会社の見積り金額の差が約900万
なんというか、びっくりしました…。
というのが正直な気持ちです。
工事費に定価はないのですね。
コンサルに至っては、いくらが相場かもわからないです。
ということを実感しました。
1000万も安くあげたので、今は余るほど十分に修繕積立金があります。
とはいえ、これから、エレベータのかごの交換、給排水管の交換、ガス管の交換…など、10年、20年のスパンで考えると、しなければならない工事は目白押しです。
すると、「そもそも毎月の修繕積立金の徴収額が適正なのか?」……疑問ですね。
平成20年6月に国土交通省が公表した「長期修繕計画標準様式」と「長期修繕計画作成ガイドライン及びコメント」によると、だいたい5年ごとに長期修繕計画と修繕積立金を見直しするのが望ましいようです。
しかし、どこをどのように見直すのか?
しなければならない工事の内容はだいたいわかるけれど、長期修繕計画作成ガイドラインにある建物の階数と建築延べ床面積ごとに分けられる平方メートル毎の206円とかの細かい金額の根拠は?
長期的視点で考えることの難しさに直面しました。
そこで、今回の第1回大規模修繕工事が終わったら、工事の会社の意見を訊きつつ、計画の見直しをしようかと思っています。工事の会社にとっては、次回、またその次の「次回の大規模修繕工事」の受注への可能性もあるので、悪い話ではないと思います。
工事中だと思いますが、最中に起こったことは、今後の参考になります。
手抜き工事には注意して下さい。 3度塗装が2度になっているかもしれません。
材料も、必要以上に高いものを使っているかもしれません。
他の工事に使える物(別の工事で再利用できる)を新規購入しているかもしれません。
いま、業界は襟を正しているように見えますが、まだまだ正し方は不完全です。
大規模修繕は止め、どうしてもしなければならない中規模修繕や機能保全に限らないと、いくらお金があっても足りませんよ。