【深山州のゆる~いマンション管理コラム4】はじめてマンション管理でココロ震えたとき
あれは、もう17年も前。25歳の時です。
何かのニュースで「国家資格としての『マンション管理士』が創設される」という記事を目にしたとき。
僕ははじめて『マンション管理でココロが震え』ました。
どれくらいココロが震えたかと言うと、、、
ぁマンション管理のアドバイザーがぁ~
ぁとうとう世の中にやって~っ
(by ザキヤマ)
これくらい、ココロが震えました。(伝わりませんかね)
あれだけココロ震えたから、今がある。
アホで飽きっぽい僕でもここまでマンション管理士の会社を続けられているし、昨年にはマンション管理士の理念をそのまま持ち込んだような管理会社も作ってしまった。この『マンション管理組合の学校』も立ち上げて、今に至っている。
マンション管理未経験の僕が、20代前半で実家のマンションの裏理事長をやらせてもらい、素人ながらにエレベーター保守や消防設備点検業者をリプレイスして管理費を半額に下げ、財閥系管理会社をぶった切って自主管理へ移行させた。
今思うとかなり乱暴な取り組みであった、たったひとつの経験が
『世の中のマンションもうちのマンションと同じように管理会社にボッタクられているかも。僕がやらずして誰がやるんだ!』
という良い意味での思い込みにつながりました。(単純なんですね)
今では当たり前に即実行できる『独立・起業』が、当時は法制度的にも時代の空気的にも、簡単にできる時代ではありませんでした。
『金なしコネなし経験なし』不動産仲介業に従事するサラリーマンの僕が、どうやればマンション管理組合のアドバイザーになれるのかな、、、と勇気がなくて悶々としていた、そんな頃。
そんなタイミングだったと思います。
「国家資格としての『マンション管理士』が創設される」というニュースが入ってきたのは。
来た来た来た来た、きたきたきた、キタキタキタ~~~っ
これだ!これがやりたかったんだ!
僕がやりたいと思っていた『管理組合のアドバイザー』の仕事が、国家資格になるんだ!
考えていることは間違っていない。時流に乗っている!
やったぜ!独立の道が見えてきた!!
その後早い段階でサラリーマンで勤めていた不動産仲介業の仕事を辞め、マンション管理士の資格を受験し、独立前の勉強として管理会社へ転職することになり、、、今につながります。
ココロ震えるような出来事が、僕の人生を変えたんです。
「ココロ震える」なんて簡単に書いていますが、人生を変えるくらいのアクションにつながって、はじめて「あの時はココロ震えていたのだな」って、今だから振り返ります。
深山 州(みやま しゅう)
※㈱メルすみごこち事務所:代表、㈱クローバーコミュニティ:共同代表
この「マンション管理組合の学校」発起人の一人で、マンション管理士(メルすみごこち事務所)とマンション管理会社(クローバーコミュニティ)の代表。まわりが勝手に「すごい人」と誤解しているが、実はマンション管理や修繕の専門知識は高くない。とにかく仕事もプライベートも理事会も「楽しく」「新しい」ことを考えていないとアタマが腐ってしまうので、取り扱い注意。『怪しい経歴書』はあまりに文が長すぎて誰も見る人がいないとか。