【マンション管理組合の教科書】マンション管理のAI化がもたらす未来とは?

【授業のポイント】

  • AI(人工知能)で管理費のコストダウン
  • マンション管理運営も進化
  • AI化はもう始まっている

 

こんにちは。授業を担当する哲輪トムです。

AI(人工知能)というワードが、私たちの身近な存在になりました。
朝の情報番組では、横断歩道が映し出された定点カメラから、AI解析でコートの着用率を一瞬にしてはじき出し、お出かけスタイルの参考にしたりしています。そういえばソフトバンクのペッパーくん、昔みたいに目の前に居ても驚かなくなりましたね。
このように、すでにAIを活用した様々な商品やサービスが開発されていますが、マンション管理のAI化も現実のものとなりそうです。そのメリットを予測してみましょう。

第一に、日常の管理業務をAIに置き換えることで管理費のコストダウンや、理事会運営の負担を軽減することが可能となるでしょう。
マンション管理業界にとって、管理員や清掃員不足という「人手不足問題」は深刻な状況にあります。外国人を採用することで人手不足を補う業界もありますが、生活に直接影響するマンション管理業務には、管理会社も慎重にならざるを得ません。AIを導入することで、日常の清掃や機器の点検などさまざまな業務を合理化することができれば、人手不足解消につながります。

また、駐車場、駐輪場の部外者による不正利用、共有スペースへの不審者の立ち入り、民泊トラブルといったセキュリティ問題。AIによって、人の出入りや共有部での行動を監視し、一定の基準を超えた利用者に対して自動で警告する、ということも可能になるでしょうから、安心・安全な環境がつくれそうです。

「管理組合運営」についても、AIを導入することで、理事会の活動記録や図面・工事見積資料といったあらゆる資料や記録を瞬時に取り出し、分析する、ということも可能となるでしょう。こうなると理事会や総会の準備が楽になりますよね。さらには、総会や理事会で配布される資料がスマホで閲覧・決議できるようになり、これまた自動で集計、という流れが通常の光景になるかもしれません。
理事会が積み上げてきた過去の経緯なども、AIを活用して分析できれば、未来に向けたマンションのあり方を検討する材料にできそうですね。

このように、AIの導入によって、フロント担当や管理人、理事の業務は軽減されるでしょう。その分、もっとも注力すべき「合意形成」や「住民間のコミュニティ醸成」に集中できるようになるので、より暮らしやすく、魅力的なマンションライフを創出できるようになると思います。

一方で課題も存在します。いざAI導入という場面を想像すると、住人の理解や認知が進まず、一部の住人からは情報提供に反対する意見も出そうです。また、そもそも導入に多額の費用がかかる場合は、コスト以上のメリットが明確でなければ住民の理解を得るのは難しいでしょう。

ただ、マンションのAI化というと、遠い未来の話のように感じますが、実はその変化は始まっているんです。例えば、最近のマンションによく導入されている遠隔操作ができる宅配ロッカーのシステムなどがそうです。シェアサイクルや共有スペースの予約やキャンセルが、WEB上で完結できるマンションもありますよ。
そういえば、音楽CDを一枚ずつダウンロードして編集していた時代から、ストリーミング配信サービスで自在に聞く時代になりましたね。昔は珍しかったスマホやタブレットもすっかり生活に浸透しています。マンションのAI化もそれと同じで、気づいたらみんなが利用していた、という状況になると思いますよ。
21世紀のはじめに、人間らしい感情をもった10万馬力のロボットが誕生する夢は実現しなかったですけどね。

捨部(ステーブ)です。「個性あふれる先生による講義」を、「ライブ映像(自称)」でお伝えします!また、ほかの学校(情報サイト)で講義された先生のコラムや、臨時講師によるコラム「マンションの取り組み事例集」もお伝えしますよ!あなたのマンションライフを充実させるための取材…これが私、ステーブのジョブズ(仕事)です!

2 thoughts to “【マンション管理組合の教科書】マンション管理のAI化がもたらす未来とは?”

  1.  マンション管理のAI化は、まず管理会社が対応しなければなりません。
     フロントの業務は、AI化が比較的可能で、フロントは事実上要らなくなり、大幅な経費削減につながります。
     一部の管理会社で検討中の、管理員AI化は、巡回管理員を設ければ、中小規模マンションの管理員は要らなくなります
     警備会社やエレベーター会社の緊急出動のイメージです。
     大規模マンションやタワーマンション等の余裕のある管理員室を利用すれば、難しくありません。
     清掃員業務だけはAI化できません。
     管理員業務と同様、対人関係が必要になり、守秘義務も絡みますから、AI化は最後でしょう。
     管理組合のAIは、管理規約を元とした標準化につきます。
     内田洋行が中小管理会社向けのシステムを研究していますので、期待しています。

    1. 器用人さん
      いつもコメントありがとうございます。おっしゃる通りです。この先が楽しみですね。

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