【マンション管理組合の教科書】マンション管理会社選びで損をしないために(其の二)

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【授業のポイント】
●分譲系管理会社は「ブランド力」あり
●親会社の目を常に気にしなくてはならない子会社の宿命
●アフターサービス保証の際にわかる「親会社志向」
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~分譲系管理会社は本当に安心なのか~

みなさん、おはようございます。
この時間を担当するイツコですぅ~。

ん~今日は、「分譲系管理会社」についてじっくり考えてみたいと思うの。

マンション管理業界で「分譲系管理会社」とは、親会社(デベロッパー)が建てたマンションの管理を受注する割合の多い管理会社のことを指します。
古くからマンション管理業を営んでいる多くの中堅~大手の管理会社は、この分譲系管理会社に当たります。有名な企業がたくさんあるわね。

この分譲系管理会社は、デベロッパーとは親子の関係ですから、親会社であるデベロッパーからから子会社である管理会社へ、役員や部長など幹部クラスの待遇で「降りてくる」のが一般的。

この時点で想像できると思うんだけど、管理会社の立場を考えてほしいの。はたして親会社に逆らえるかしら…。
分譲系管理会社の多くは、親会社であるデベロッパーに「ブランド力」のあるところが多く、「管理会社は◯◯ブランドのグループだから、管理も任せて安心」というマンション住民が一定数いるのも事実。

__しかし、本当にそうなのかしら?

__分譲系管理会社、というだけで本当に安心?

分譲系管理会社が「顧客志向」でなく「親会社志向」になるのは「アフターサービス補修」のとき。

デベロッパーには、新築時にマンション購入者へ約束するアフターサービス(不具合の補修)制度があるわね。
アフターサービス規準に則り、建物の部位や設備ごとにおおむね新築後1年、2年、5年‥‥と補修期限を設け、期限内の不具合は無償で補修する責任を負っています。

しかし、デベロッパーとしては、アフターサービス補修は「支出する一方で収益にならない」仕事だから、なるべくお金を掛けたくないのが本音ってわけ。
でも、マンション管理組合としては、建物や設備の不具合を見つけ、なるべく無償で補修して欲しいわよね。

ここで「管理会社のあるべき姿」というのは、管理組合と一緒に建物や設備の不具合を探し、アフターサービスの補修を要求をすることよね。
しかし、分譲系管理会社は、どうしても親会社のほうを向かざるを得なくなります。
建物や設備の不具合の箇所を積極的に見つけることも、デベロッパーへアフターサービス補修を強く要求することもできない。
これ、「軽微な補修」ならまだしも、「欠陥」に相当するようなケースだったらどうする?

__子は親に逆らうことができない。

これが、分譲系管理会社の最大の課題である「親会社志向」ってわけ。

困るわよね、ひどいわよね、どんだけぇ!!

 

マンション管理組合の学校、授業の監督と撮影を担当する風呂澤(ふろさわ)です。個性あふれる授業を、余すことなく、最高の撮影技術(自称)でお伝えします。

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