【マンション管理組合の教科書】マンション購入時にはバルコニーに注目(その1)

授業のポイント

  • バルコニーは共用部
  • マンションを購入する際、バルコニーを見てみよう
  • チェックポイント3つ(前半戦)

授業を担当する兵庫離範(ひょうごりはん)です。

マンションの購入を考えて物件を見に行き外観を眺めると、そこには各部屋のバルコニーが並んでいると思います。実はこのバルコニーから多くのことを推測することができます。マンションの資産価値や管理組合活動をはかり知るための参考にしてみてください。

まず、バルコニーとは何なのか?ということですが、これはもちろん、部屋を使用している人の専用スペースではあるのですが、廊下やエントランス同様、「共用部」となります。

専有部と同じ所有権と思われがちですが、法律上は管理組合全体の所有物です。ですから、バルコニーは自分しか使えなくても、物品を勝手に設置してはいけないことになっています。階段の踊り場や廊下に勝手に物置は置けないですよね。それと同じです。

なぜ、バルコニーを部屋の持ち主の所有権にしなかったのか、という理由については、いざという時の避難経路としての役割があることや、マンション全体の統一感、つまり美観を保つためと考えられます。

ところで、バルコニーとベランダの違いをご存じでしょうか。私も、特別詳しいわけではないのですが、2階以上で、雨風をしのげる屋根がついていると「ベランダ」だそうです。この講義では、バルコニーで統一しますが、マンションによっては、ベランダのことを指している可能性もありますので、先にお断りしておきます。

さて、それでは早速、バルコニーの様子を見ていきましょう。

①バルコニーの幅

バルコニーの幅が狭く、ガラスのサッシがひとつしか見えない場合、それは単身者向けのワンルームの間取りと考えられます。もし、ファミリータイプの物件をお探しなら、、ワンルームと混在するマンションはあまりお勧めできません。ワンルームマンションは多くの場合は投資目的で購入されたもので、オーナーが住まずに賃貸に出すことになります。

賃貸人はマンション管理組合活動の運営や美観に関心が薄いため、共用部分も雑に扱う可能性があります。学生が住んで騒音問題を起こしたり、外国人がゴミ出しのルールを守らなかったりと、トラブルを抱えるマンションも少なくありません。

ちなみに、玄関ロビーやエレベーターのかご内に「騒音注意」と貼り紙がしてある物件がありますが、実際に騒音が問題になったことがある、と考えてよいでしょうね。

②大型の物置等の設置

よほど広いバルコニーでもない限り、避難経路確保のために、大型の物置設置は禁じられているはずです。それが放置されているということは、規約や細則に定められている管理見合いのルール自体が甘いか、存在していても厳格に適用されていないことが考えられます。美観も損なわれますし、防災のみならず防犯上も問題がありますよね。

③布団干し

最近のマンションは美観や防犯のため、洗濯物はバルコニーの内側に、外から見えないように干せます。しかしながら布団となると一般の洗濯物と違い、バルコニーにドーンと被せて干す光景をよく見かけます。このこと自体をうるさく言うつもりはありませんが、物件購入時に美的センスを重視しているならば、大事なチェックポイントとなります。

たしかに超がつくような高級物件で、布団干しの光景を見ることはありません。こういった物件では、管理組合の指示を受けた管理人から即日苦情がくるのでしょう。

ちょっと長くなりましたね。続きは、明日の講義にいたします。

 

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