【新人マンション管理士レポート】え!理事長が輪番制?

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―役員選出は輪番制?―

新人マンション管理士のメル夫です。只今メルすみごこち事務所で研修中ですが、今回は自分自身が区分所有している、東京都心にある築25年目(総戸数30戸)の小規模マンションの通常総会に出席したした時の気づきのリポートです。
【通常総会の開催要件】
定刻になり定期総会の開催が告げられました。出席者は、理事長、理事、次期理事長候補者の方、女性2名、そしてメル夫の計6名ですが、委任状の提出により成立要件は満たされております。
当マンションの場合、総戸数は32戸ですが11戸を区分所有されてる方がいるため、組合員数は22名、議決権総数は32となります。

本日は組合員総数及び、議決権総数の各4分の3以上で決する特別決議事項がありますが、「いずれも4分の3以上の多数があり有効に成立しました」との報告がありました。

あ

 

【来期役員選出】
まず、本年度決算報告がありました。メル夫に予め帳簿の監査が依頼されており、監査しました所特に問題はありませんでした。
続いて、次期役員選出の議題に進みました。
当管理組合では、理事長は輪番制、他の役員は立候補の制度を続けてきています。従いまして、来期はメル夫の隣室の方が理事長、メル夫が翌々期の理事長となることが決まっています。
ところが、お隣の方は遠地にお住いであるうえ、ご高齢でいらして、定期通院のため区分所有されていますので、理事長職は無理とのことで、ご子息に代行して頂くことになりました。
ご子息も同じ遠隔地にお住いなので、なかなか大変な状況です…。
「理事長の親族による代行は構わないか」との質問が出ましたが、「やむを得ない事情がある場合は認められてきましたし、前例もありますので特に問題はありません」との現理事長の説明があり承認されました。

 

一般的には、輪番制を採用しているマンションはたくさんありますが、あらかじめ次期役員の該当者に就任を打診し、承認を得たうえで、通常総会で審議のうえ任命し、理事長等役職は立候補または互選により決めるケースが多いようです。
当マンションのように、理事長のみ輪番制というのは珍しいようです。
結局採決の結果、遠方にお住いのご子息が理事長に、メル夫が副理事長に決まりました。

え

 

【メル夫の気づき】
理事長がなぜ輪番制となったのか____。
そこにはいろいろな問題があったからのようですが、管理会社を辞めさせて「自主管理」に切り替わったことが大きいようです。
理事長に就任してくれる人がいないと管理組合活動に支障が出るので、それを避けるために理事長を輪番制にしてきたのです。
しかしながら、この輪番制には問題があります。
今回のように遠方にお住いの方が選出されたり、理事長職が全うできない方が選出されたとき…
その点に関しては、次回のリポートにて。

 

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