★管理規約とは、マンション区分所有者間の権利やマンション内における生活ルール等をまとめて書面で、マンションの憲法に相当する最重要書類のことを指す。
(ルールをより具体化したものが使用細則で、管理規約集の一部です。)
★マンション管理士よりひとこと
管理規約はマンション管理組合にとって最も大切なバイブルですが、最も読まれずどこかへやってしまいがちな小冊子でもあります。
しかしマンション管理においてわからない点のほとんどは、管理規約に回答があり、極めて重要な書類です。
なお、小規模マンションでは、管理規約と同じくらいの力で「マンション独自の慣習・暗黙ルール」が常態化しており、それでも小さなコミュニティーですから大きな問題になりにくいものす。
一方で、大規模マンションや超高層(タワー型)マンションでは、管理組合運営を円滑かつスピーディーに進めるためには「管理規約」を絶対的な拠り所として常に紐解く習慣をつけ、常に改良を重ねて手落ちのない状態をキープすることが大切です。
☆管理規約の「見本」は国土交通省から「マンション標準管理規約」の形ででており(2004年更新)、マンションの現実と乖離しない範囲での準拠をお勧めします。
この「マンション管理組合の学校」発起人の一人で、マンション管理士(メルすみごこち事務所)とマンション管理会社(クローバーコミュニティ)の代表。まわりが勝手に「すごい人」と誤解しているが、実はマンション管理や修繕の専門知識は高くない。とにかく仕事もプライベートも理事会も「楽しく」「新しい」ことを考えていないとアタマが腐ってしまうので、取り扱い注意。『怪しい経歴書』はあまりに文が長すぎて誰も見る人がいないとか。