★マンション標準管理規約とは、マンションのルールブックである「管理規約」の雛形・サンプルをいう。
☆マンション管理士よりひとこと
管理規約はマンションのルールブックであり、日本国で言えば「憲法」にあたります。
管理規約は区分所有法などの関係法規から逸脱しない限り、自由に制定・変更することができます。
マンションごとに独自のルールがあってよいわけです。
しかし標準的なルールがないと独自のルールも作れません。
そこで、マンション管理業界に携わる専門家の意見を参考に、この標準管理規約が作られました。いわばサンプルです。
標準管理規約を使うことは「義務」ではありませんが、過去におけるマンショントラブルや規約の不備による問題などを取り上げて改善されていますので、新築時にデベロッパーや管理会社が作成する管理規約はほとんど標準管理規約に準じて作成されています。
一方、「タワーマンション」「大規模(メガ)マンション」「リゾートマンション」「高齢化や賃貸かが進むマンション」などでは、この標準管理規約では解決できない問題が山積しており、マンションごとにカスタマイズが必要です。
この「マンション管理組合の学校」発起人の一人で、マンション管理士(メルすみごこち事務所)とマンション管理会社(クローバーコミュニティ)の代表。まわりが勝手に「すごい人」と誤解しているが、実はマンション管理や修繕の専門知識は高くない。とにかく仕事もプライベートも理事会も「楽しく」「新しい」ことを考えていないとアタマが腐ってしまうので、取り扱い注意。『怪しい経歴書』はあまりに文が長すぎて誰も見る人がいないとか。