で、ふと「私たちのようなマンション管理組合の仕事に関わらず、日常的に文書を作っている人たちは、書面に入れる日付をどう表記しているのだろう」と気になりだしました。
私は、経営するマンション管理士事務所でも、管理会社のときでも
「20XX年(平成◯◯年)YY月ZZ日」
と、西暦+和暦を併記しています。
マンション管理業界を志したサラリーマン時代は「平成◯◯年)YY月ZZ日」でした。
周りが皆そうしていたからです。
そして独立してしばらく経って、ふと
「いずれ平成は終わるだろうし、西暦は世界標準だし、ファイル検索にも良いかな」
と思い、昨年まで「20XX年YY月ZZ日」と西暦のみで表示していました。
ところが、ある顧問先マンションの理事長から
「和暦で(も)表示して欲しい」
とのオファーをいただきました。
この理事長は和の文化の世界で人間国宝のような高名な方で、いつも理事会で勉強させていただいている方です。
平成のほうが慣れているし、私たちは日本人だから、、、と。
それ以降、西暦+和暦で併記を徹底しています。
「合理性」と「和の心」と。
思い返せば、シニアの方や和暦に慣れた方には「西暦だけの表示」は不親切だったと反省しています。
西暦+和暦で記載するようにした当初、2016年(平成28年)◯月◯日 の日付の書面を翌年にコピペして使うときに「片方だけ直してもう片方はそのままに忘れてしまわないかな」と心配した時期がありましたが、やってみるとミスはほとんどありません。
平成の次の世は2019年(平成31年)5月1日から。
来年夏には新たな元号が公表される見通しです。
どんな年号になるのでしょうか?またどんな時代になるのでしょうか?
いや、自分で時代を切り開いてゆかなければなりませんね。
深山 州(みやま しゅう)
(㈱メルすみごこち事務所:代表、㈱クローバーコミュニティ:共同代表)
この「マンション管理組合の学校」発起人の一人で、マンション管理士(メルすみごこち事務所)とマンション管理会社(クローバーコミュニティ)の代表。まわりが勝手に「すごい人」と誤解しているが、実はマンション管理や修繕の専門知識は高くない。とにかく仕事もプライベートも理事会も「楽しく」「新しい」ことを考えていないとアタマが腐ってしまうので、取り扱い注意。『怪しい経歴書』はあまりに文が長すぎて誰も見る人がいないとか。