【マンション管理の「ちきりん」が斬る!】エレベーター高校生死亡事故から15年

■エレベーター高校生死亡事故15年で献花 東京・港区
06月03日 NHK首都圏 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210603/1000065274.html
この事故の当時はまだ分譲マンションに住んでもいなければ
「マンション管理組合」なる組織の存在も知らなかった私ですが
この痛ましい事故のことはとてもよく覚えています。
あれから15年も経ったんですね。。。

事故を受けて、新設されるエレベーターへの二重ブレーキの設置の義務化や
点検の際の基準が具体的に定めるなど、安全向上のために国が動いたことはせめてもの救いです。

しかし、義務化以前のエレベーターへの二重ブレーキ設置は、なかなか進んでいないようですね。
記事中にも出てきましたが、詳しいデータを見つけました。
≪二重ブレーキ設置率:令和元年度に定期検査報告が行われた約72万台の調査結果≫
https://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000860.html

ふと、自宅マンションがどうなっているのか気になってEV保守会社(某メーカー系)に問い合わせてみたところ
そのメーカーの油圧式エレベーターには装置が設置できないそうです💦
「ロープ式機械室レス・エレベーターに改修すれば付けられますよ」
とのことでしたが、調べてみるとM社さんは比較的新しい油圧式エレベーターに
専用の保護装置を開発しているので、面倒であまり儲からなさそうなことには手を出さないのかな~、と思いました。

ちなみにロープ式機械室レス・エレベーターのマンションに後付けする場合も
設定費用には100万円単位のお金がかかるそうなので(前述のエレベーター保守会社技術者談)、
いずれにしても簡単なことでなさそうです。

そうなると、やはりこれですよね、補助制度。
https://www.mlit.go.jp/common/001260262.pdf

たとえば、事故のあった港区では今年も安全装置等設置に助成金が出ます。
https://www.city.minato.tokyo.jp/kenchikusetsubi/ucmp/ucmp_home.html

自宅マンションのある自治体には残念ながら助成事業がありませんが、
〇年後?のリニューアル時には当たり前に取り付けられるぐらい余裕の
財務運営を目指したいです(願望)✨

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