■40%が集中:この年代のマンション外壁タイル不具合に要注意
エキサイトニュース 2021年7月21日
https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_268555/
さくら事務所(土屋さん)が、YouTubeの解説動画
「多発する外壁タイル不具合の原因と分譲会社・施工会社の傾向」
(https://www.youtube.com/watch?v=92Sdtdjea8k )
をリリースしています。
内容は、
・2003年、2005年、2006年に施工されたマンションに外壁タイルの不具合が集中しており、
さくら事務所が調査した件数全体の40%弱に及んでいる
・同じ分譲会社と施工会社の組合せ、同じ施工会社、同じ分譲会社など、
同じ分譲会社・同じ施工会社による不具合が何パターンも存在している。
というもので、動画を見てももちろん、どこの分譲会社・施工会社かはわかりません。
しかし、このように年代を特定されると、該当するマンションの管理組合は
ものすごく気になるはずです。
「調査には至らなかったが相談のあった件数を含めると、さらに多くの予備軍になるマンションがあると考えられます。」
と書かれるとなおさらですね。
ですが、よくよく考えると
2003年→築18年
2006年→築15年
で、この築年なら1回目の大規模修繕工事を終えているところが多く、
タイルの不具合も事前調査で判明したケースが少なくなさそうです。
仮に修繕が未実施でも、15年以上経過した物件を今さら無料で直してくれることはないでしょう。
そうすると、このトピックスから学ぶべくは、
こういったケースが常にあり得るので、アフター保証の期間内に
第三者を使って厳しい目でチェックしておくべき、ということですね。
と思いながら動画を見ていたら、やはり同じことを仰っていました。
それにしてもやはり、”データ”の効果は絶大ですね!
マンション管理士。世田谷区在住の実は関西人。自ら居住するマンションの理事長を歴任し「住民・理事の目線」を持ちつつ、某大手インフラ系企業の経営企画室で鍛えられた情報収集力・整理力・課題発見力を活かし、現在は株式会社メルすみごこち事務所の経営アドバイザーを兼務している。