【へなちょこ社長のマンション保険のおはなし】マンション保険ってなに?

マンション保険の中身

マンション保険は、損害保険会社各社でそれぞれ呼び方が違います。

マンション総合保険、新マンション総合保険、マンションドクター火災保険、GK住まいの保険マンション管理組合用、家庭総合保険マンション管理組合用等々……それぞれ商標登録されているのでPIAでは「マンション保険」と総称しています。

マンション保険はマンションの共用部を対象として契約する特殊な火災保険です。

__マンション共用部ってご存知ですか?

マンションの共用部はどこか?の質問は、マンションを購入した皆さんはお手元の「管理規約」に共用部の明細が記載してあります。
「管理規約」に記載されていない部分は、もしマンションで事故がおこってもマンション保険の補償の対象になりません。

マンション保険は火災保険に分類されます。一戸建ての火災保険と同じ分野です。
でもその中身は全く違います。マンション保険の場合は、火災保険の分類ですが火事以外の事故で保険金が支払われることが多いのです。もちろん火事になった場合はも保険金が支払われます。

マンション保険は4つの保険から成り立っている複合の火災保険なのです。それは、

  1. 建物(共用部)の火災保険(保険金、補償)
  2. 個人賠償責任保険(任意)
  3. 施設賠償責任保険(任意)
  4. 地震保険(任意)

の4つの保険を一つに合体した保険です。
2~4の保険はマンションの場合、一般的に単独では契約できない為、必ず1の「火災保険」とセットで契約する必要があります。

 

マンション保険と一戸建ての火災保険は目的が違う

マンション保険は特殊な保険と言いましたが、実は一戸建ての火災保険とその目的、考え方が全く違います。

一戸建ての火災保険契約を一例あげると、次の流れです。

2000万円で家を建てて、保険金2000万円の火災保険を契約しました。

火事で全焼しました。

損害保険会社から2000万円の保険金が支払われます。

持ち主はその2000万円で家を再建します。

そうです、一戸建ての火災保険は再建が目的です。

 

 

ところがマンション保険金の場合、マンションの共用部が全焼、全壊して保険金が全額支払われてもマンションは再建できない仕組みの保険なのです。
なぜかというと、前述したとおりマンション保険はマンションの「共用部」を対象に保険契約されているからです。

皆さんがお住まいの区分所有者の部分はマンション保険の対象ではないので、建物の一部(約60%)しか再建できないのです。

マンション保険の目的は何か?は次のコラムで・・・・

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