「エントランスのロビーに子供がたむろしてうるさい」
「ソファでゲームやっている」「お菓子を食べている」
「汚れる」「傷つく」「目障り」「迷惑」
「品が下がる」
平成に入ってからの中~大規模なマンションでは標準仕様となった「広くて豪華なエントランスホールやロビー」は、いまは「ゴミ出し」「自転車置場」「生活音」といった「個人の負担に関わる課題」と同じくらい、「共用部での子供の声や遊び」が話題になります。
私はどう助言するかと言うと、居住者の多数が「静かなエントランスロビーを望む」なら、そうなるように対策するし、「ワイワイガヤガヤのエントランスロビーでも良い」なら、そうなるようになにもしません。
要は「合わせます」。
では、私個人はどう思っているか?
深山さんは個人的にどうおもっているか?と聞かれたら。
私の視点は「子供がいる・活気あるマンションの価値は保たれる」「子供がいる・活気あるマンションには、そういうものを求める人が入居するため、ますます子供と活気に溢れ、価値が守られる」というものです。
ですので、「ホテルのようなマンションを目指すのでなければ、エントランスロビーは絶対に子供の声や遊びがあったほう良い」という考え方です。
昭和~平成初期に建てられたマンションのエントランスロビーを見ればわかります。
シ------ーーーンとしています。
寒いです。冬だからではなく、活気がないからです。
超高齢化社会、(特に若者人口減少時代、、、の見通しの日本で、マンションのエントランス・ロビーにも高齢化・若者人口減少の影響がモロに出ています。
がらんどうの共用部。
声のないエントランス。
人の気配のないソファ周り。
恐ろしい。
ですので、
・節電のための間引きを止めて、明るいエントランスにする
(LEDにすれば電気料は安くなるのですから)
・ゲームの充電を許可し、wifiを設置する(子供がいる景色のあめにゲームごときの電気料やネット接続コストをケチってはいかん)
・マンションに居住していない友達も入れてあげる(夕方まで家に帰れない寂しい子供もいる)
・調子に乗ってお菓子やジュースを出してあげたい(○○マンションすごく良いんダゼって子供の口コミを広げられる)
・だめなものはきっちり注意する(あまりにもうるさい・いたずら等はきっちり叱る。メリハリ付け)
深山 州(みやま しゅう)
(㈱メルすみごこち事務所:代表、㈱クローバーコミュニティ:共同代表)
この「マンション管理組合の学校」発起人の一人で、マンション管理士(メルすみごこち事務所)とマンション管理会社(クローバーコミュニティ)の代表。まわりが勝手に「すごい人」と誤解しているが、実はマンション管理や修繕の専門知識は高くない。とにかく仕事もプライベートも理事会も「楽しく」「新しい」ことを考えていないとアタマが腐ってしまうので、取り扱い注意。『怪しい経歴書』はあまりに文が長すぎて誰も見る人がいないとか。