■ＮＨＫ 首都圏 NEWS WEB 04月19日
西松建設 都内マンションに内装などの施工不備
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210419/1000063212.html
西松建設が建設し、おととし３月に完成・引き渡しを終えた都内マンションで
内装に不備があり、９０億円の特損を計上した、というニュースから。
え？！９０億円！？内装の不備で？！
いきなり突っ込みどころ満載ですよね？
この金額があれば新しいタワマンが１棟建ってしまいそうです。
一体何をやらかしたのか、興味津々・・・でも、
入居者の個人資産に関わるとして、物件名や不備の詳しい内容は明らかにしていません。
そして、その流れでこちらの記事を発見しました。
≪渋谷区の一等地にそびえる超高級タワマンで「欠陥住宅騒動」発生≫
FRYDAY DIGITAL ４月１４日
https://friday.kodansha.co.jp/article/173091
入居ほどなく、
・地下２階の機械式駐車場が何度か動かなくなった
・トイレの水を流すと蛇口の水圧が弱まった
・隣の住戸の電子レンジの『チン』という音が聞こえてきた
といった信じられない出来事が次々に起こり、管理組合が第三者機関に調査させたところ、
・機械式駐車場の壁が二重壁でなく、湿気に対する構造上の対策が取られていない
⇒駐車場内に湿気がこもり、誤作動が頻繁に発生
・各住戸間に設置されるべき耐火構造壁が欠落
の、いずれも建築基準法違反が疑われる欠陥が判明したそうです。
売主は住不。
余裕で億超えの恵比寿のタワマン買って、こんな目に合うなんて、
居住者の方はたまったもんじゃないですね。
住不×西松建設の物件では他にも同様の不具合が出ているとか。
今回の件で、他にも立ち上がる管理組合が出てくるかもしれません。
このような施工不良にもとづく不具合の多くは
多くのマンションで「こんなもんですよ」の一言で片づけられてしまって
いるかもしれません。
まずは、疑ってかからないといけませんね。
マンション管理士。世田谷区在住の実は関西人。自ら居住するマンションの理事長を歴任し「住民・理事の目線」を持ちつつ、某大手インフラ系企業の経営企画室で鍛えられた情報収集力・整理力・課題発見力を活かし、現在は株式会社メルすみごこち事務所の経営アドバイザーを兼務している。
