【マンション管理の「ちきりん」が斬る!】マンション管理評価、91年築以降はA評価以上が過半数

■マンション管理評価、91年築以降はA評価以上が過半数
不動産ニュース / 調査・統計データ 2021/3/30
https://www.re-port.net/article/news/0000065198/
マンション管理適正評価制度が2022年4月のスタートに向け、
事前の仮評価を行った結果についての記事で、マンション管理業界的には
ある意味、本番スタート以上のビッグニュースです(多摩美個人の意見です)。

気になるS~D評価の内訳は、
S・・・10.50%
A・・・54.59%
B・・・27.33%
C・・・ 7.11%
D・・・ 0.47%
で、分布割合に地域による大きな違いはなかったそうです。

年代別の内訳では、
【Sランク】
~1979年:2.2%
1980~1990年:10.9%
1991~2000年:24.5%
2001~2010年:31.8%
2011年~:30.7%

【Aランク】
~1979年: 7.7%
1980~1990年:23.4%
1991~2000年:31.3%
2001~2010年:26,2%
2011年~:11.4%

う~ん、、、
それぞれのランクに占める年代別の割合・・・より、
築年代別のランク割合が知りたいのですが、残念ながら書かれていませんね。
そのうちもう少し詳しいデータが公表されそうなので(お願いします)、
情報を待ちたいと思います。

唯一『1991年以降のマンションは、三大都市圏・その他地域とも、
その年代の50%以上のマンションがAランクに達している』
という記載がありますが、これはクリアすべきひとつの基準になりそうです。

制度スタートの1年前に仮評価が公表されたのは、
「本格スタートまでにやれることをしっかりやって、管理レベル上げて行けよ」
というメッセージだと思います。
これで目に見えて数字が上がったら、それだけで「早くも評価制度導入の効果が出た」
と言えるわけですから、上手い方法だと思います。

そして、この制度を強く意識しているのは、素人集団の管理組合ではなく
管理会社の方だと思います。私の自宅マンションでも、「管理評価制度対応」と称して
珍しく管理会社の側から規約改正や防災名簿運用ルール制定を提案されました。

私が管理会社なら、
①全管理組合に一気に展開できそうな方策
②①にプラスして少し頑張ればランクが上がる管理組合への個別方策
を優先すると思うので、管理組合側としては、そこを頭の隅においてうまく管理会社に
働いてもらいたいところです。

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