アルコーブとは

★アルコーブとは、(アラビア語〝alcove〟から)洋式建築で、室の壁の一部を入り込ませた附属空間をいう。

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マンション管理士よりひとこと

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廊下から各住戸の玄関ドアまでの、面積にして1㎡あるかないかのちょっとしたスペースを「アルコーブ」と呼んでいます。

昭和の時代に建てられたマンションや公営住宅・賃貸アパート等では、廊下に面するように玄関ドアが設置されています。すると、廊下を歩いているといきなりドアが開き、ぶつかるようなことがあったり、室内が丸見えになったりします。
廊下(外)と部屋(内)との境がドア一枚だけ、というのもあり、プライバシーが失われるような心理的な圧迫感を感じる人も多いと思います。
また、根本的に玄関ドアが廊下に面していると「一昔前のマンション」と感じる人も多いでしょう。

そこでアルコーブの登場です。
廊下から玄関ドアまで少しでも距離を置くことで、心理的な縄張りを持つことができ、玄関ドアが廊下を歩く人にぶつかる事もなく、一歩引っ込んでいるだけに覗かれにくい、というメリットがあります。
アルコーブに鉢植えなど設置してウェルカムの雰囲気も演出でき、高級感がでます。

ただし、このアルコーブは専有部分(室内)と異なり、マンション居住者全員の共用スペースです。(マンションの管理規約…ルールブック…をチェックしましょう)
簡単に移動できるような鉢植え程度でしたらクレームはつかないでしょうが、生ごみ袋や自転車などを廊下にはみ出さんばかりに置くのことを厳しく禁止するマンション管理組合もあります。

あまり生活感のでるようなものを置くと、マンション全体が安っぽく見えてしまうのは私だけでしょうか?

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