「タダだから、まいっか」
全く興味ない映画をアマゾンプライムで観ました。
ビリギャル
なんで気乗りしなかったかというと、‘’頭の悪いギャルが猛勉強して、偏差値40上げて慶応に受かる‘’って、あらすじが有名すぎて分かっちゃってるからなわけです。
わかった上で観るってナンセンスじゃないですか。
ハプニング映像で、氷の上を歩くおじさん観るようなもんじゃないですか。
「次は沖縄からです」って成人式の中継観るようなもんじゃないですか。
で、しかたなく観たんですが、それがびっくり、号泣な訳ですよ。
何で号泣かというと、年齢のせいで涙腺が弱くなったからなんですけど、まぁ、それを差し置いてもいい映画でした。
小4レベルの学力、友達と遊ぶだけの青春 “さやか”。
学校の先生からはクズ呼ばわり。
母親のすすめで行った塾の ‘’坪田先生‘’ との出会いで一念発起、慶応に受かると決意し猛勉強…という流れなんですが、寝る間も惜しんで勉強しても伸びない時期があったりするわけです。
「大切な人たちの大きすぎる期待」という重圧に耐えられない苦悩があったりして、人間味あふれるんですね。
この映画で学んだことが2つ
①信じることの大切さ
②目標に向かうことで変わるのは本人だけではない
結末がわかっていながらも、「こら、受からんな…」と私のような人間は思ってしまうわけです。
そんなに世の中甘くないだろと。
だけど、塾の先生、母、妹、友人だけは、どんなことがあっても信じぬくんですよね。
そして、奇跡は起きるのです。
わたしもひとりの親として、まさに今、とうとう、マグロとバニラアイスを同時に食べはじめたチビを信じてみようと思います。
そして、ひとつの目標に向かう姿。
勿論、このことで本人が変わることは間違いないんですが、その必死な姿をみて、まわりも変わるんですよね。
自分も変わらなきゃって思うんです。
何かに向かって必死に取り組む姿って、美しいわけです。
輝いていて、生き生きしてて、羨ましいんですよ。
「自分もそうなりたい、ならなきゃ!」って。
ですので、私も「輝くのが頭皮にならなきゃいいな…」と心配してる場合じゃなくて、さやか観て、「若いっていいな…学生にタイムスリップしたらどうしよう…よし、テニスとDJ始めてモテまくるぞ!」と無駄な空想してる場合じゃなくて、目標に向かって頑張ろうと思いました。
ビリギャル、私はおすすめします。