タワーマンションカーストという言葉をご存知でしょうか。
発端は某ドラマ。(私は見てませんが、女優の横山めぐみさんを先頭に、奥様方がぞろぞろと歩く姿は知ってます)タワーマンションが、上層階にいくほど高額になる状況より、下層階の住人との格差を描いたものらしいんですが、国土交通省が改正をした「マンション管理の適正化に関する指針」と「マンション標準管理規約」が、その問題を加速させる可能性があるという記事があります。
これは、住宅の価値によって、マンション内のルールを決める議決権の割合を変えられるというもので、マンション規約の改正を経れば、資産価値の高い上層階の住人は、下層階の住人より議決権が多く持てる。これにより、上層階の住人の発言力が増し、ますます格差が広がる懸念を、インドで今も残るカースト制度に皮肉ったようです。
個人的には、この実現はなかなか難しいと思います。なぜなら、規約の改正には区分所有者数と議決権の各4分の3以上の賛成が必要と、非常にハードルが高いからです。
もっとも、新築からの売り出しで、規約原本に含まれてるのを見落としたら、元も子もないんですが……
実は先日、タワーマンション(都内の億ション)に行ったのですが、たしかに20階から上の、廊下と玄関のつくりは違いました。まぁ、私からいえば、一等地のタワーマンションに住めること自体が凄いのですが。
そういえば、今の自宅マンションを探すときの第一条件に『2階まで』を提示しました。すると、不動産会社の担当に、「1、2階はやだというのはよく聞きますが、それじゃないとだめって、どうしてですか?」と、真顔で聞かれてしまいました。
実は、ロングボードサーファーは3メーターの代物を持ち運ぶため、それを部屋に置くとなると、低層階にしか住めないのです。ちなみに、年末ジャンボで10億が当たったら、憧れのタワーマンションを購入します。譲れない条件は『2階まで』。