【マンション管理組合の教科書】マンション管理会社から、まさかの「契約打ち切り通告」⁉

【授業のポイント】

  • 「契約打ち切り」を突然通告される管理組合が急増
  • 通告される管理組合には一定の特徴がある
  • これを機に、誠実な管理会社を選ぶのもひとつの選択

 

 

この授業をボランティアでうげもつ、山中発見(やまなかはつみ)です。

とごろで、最近、ある大手財閥系の管理会社から、「次の契約満期をもって、管理委託契約を更新しません」という通告を突然受ける管理組合が増えでいます。

このようなごとを急に通告されたマンション管理組合は、さぞお困りでしょう。

実は、この管理会社。こぢらのマンションだけでなく、約200のマンションを対象として、契約更新しないことを決め、順次その旨を通告していると聞ぎます。そんなわけで、わだしのもとにも、マンション管理組合からの相談が次々と寄せられているのです。

わだくしは、「契約を更新しない」と決めたマンションに、ある一定の特徴があることに気づきました。
まず、必ずつく条件として、親会社であるデベロッパー以外のグループに管理会社を持だない、地元の中小デベロッパーから受託したマンションであるどいうこと。
これは、つまるどころ、「大手グループのブランドを傷つけない」という意味を表しているんですが、この条件を満たしたうえで、次のいずれかの条件を満たすマンションがそのターゲットです。

管理理委託費が安いマンション

小規模で売上が小さいか、委託費を安くされたマンション。
あるいは、エレベーター保守や機械式駐車設備の保守・消防設備点検などを委託業務に含めることができずに、専門業者と直接契約しているマンション。
これは、つまるところ、管理会社が元請けになって中間マージンをとることができないというこどだな。

大規模修繕工事でまったく利益を上げることができないマンション

管理会社が自ら施工業者となるか、あるいは、設計監理者としてコンサルティングするとして施工業者からリベートをとることができない、いわゆる、コスト意識の高い利口なマンション。

マンション管理士のようなコンサルタントがいるマンション

管理会社としてコントロールすることが難しい管理組合だ、というごとだな。

フロント担当者の業務負担が規模に比べて多かったり、特定のクレーマーが存在するマンション

フロント担当者が疲れてしまって、やめられたら困るがらな。

以上なんだげども、まぁ、要は、「こりゃ、採算がとれない」とレッテルを貼られたマンションから手を引いでる、というわけだ。

まぁ、よく考えればわがることだ。
大手の、しかも財閥系の管理会社は、親会社であるデベロッパーが都心でタワーマンションやら億ションをどんどん建てて販売していで、そのマンションを購入するときには、言わばセットのようにお抱えの管理会社が選ばれるからな。これはつまり、デベロッパーお抱えの管理会社は、未来永劫といぐかはわからんけども、現状においては自動的に仕事がどんどん下ろされているわけで、儲からない、つまり、面倒なマンションを切ったところで困らないわけだ。

まぁ、管理会社も営利企業だから、利益につながらない仕事を断るのは考えの一つとして間違ってないのがもしれないけども、ただ、そんなことを急にいわれでしまったマンションはそうとう困ってしまうわな。

まぁ、このような通告をされて、管理委託費を増額するまでして縋りつくのもおかしな話ですから、そのようなときは、「誠実な管理会社」に変えることをぜひ検討してください。中間マージンを一切取らないと公言している管理会社がありますよ。その出逢いは、山中でなぐとも、インターネットで検索すれば発見できます。

まぁこの授業に協力してくれでる会社にもおりますので。

「【マンション管理組合の教科書】マンション管理会社から、まさかの「契約打ち切り通告」⁉」への2件のフィードバック

  1.  大規模修繕では騙されましたが、そのままでは済ませません。
     他の項目は該当しますので、管理を投げる気かもしれません。
     しかし、理事会では管理費の値上げをたくらんでいます。
     そうは問屋が卸しません。
     財閥系悪徳管理会社なので、中小規模の管理組合を切るつもりでしょうが、重要事項説明の期限直前に、管理を投げる気かもしれません。

    1. 器用人さん。コメントありがとうございます。頑張ってください!

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