とあるマンションの理事会で、マンション周囲の「違法駐車問題」が取り上げられ、早急な対策としてカラーコーンを置いて食い止めようという話になり、理事のひとりから「カラーコーンに駐車禁止と書かれた表示シートをかぶせたらどうか」という提案がありました。
その表示シートは理事の通勤途中にあるマンションで採用されていたようで、理事専用のLINEグループにその画像が共有されたため、理事会の中で即座にイメージが伝わり、値段も1シート千円程度と安価なことから「いいじゃん!」との意見で満場一致、その場で採用が決まりました。
たしかに、工事現場よろしく単なる真っ赤なカラーコーンや、カラーコーン自体に「駐車禁止」と書かれたモノと比較すると、目立つ以外にもおしゃれ指数が高く、景観を崩さないという利点があると思います。
今回の良質な提案と即決プロセスの背景には、理事のアンテナの鋭さと、理事会でLINEを活用していることがあげられます。
「理事会でLINEグループをつくる」という運用については賛否両論があると思いますが、実際に活用しているグループの会話を垣間見ると、メールのやりとりと比較し、
- 「各位」などの前置きがいらない
- スタンプの使用で、気軽さとレスポンスの良さがある
- 適度に崩れた会話のやりとりで親近感が生まれる
- 写メや資料の共有が簡単
__などの利点が多く、理事のコミュニケーション醸成の一役を担っていると実感します。
その理事会でも、「LINEグループをつくりませんか?」とのマンション管理士の提案に、最初は懐疑的な雰囲気もあるように感じましたが、実際に使いだしてみると普段から慣れていることもあり、すぐに活発な意見が交わされるようになりました。理事会の場より発言のハードルが下がったため、個々の意見も出やすくなったように思いますし、前段階で話し合いが進み、理事会の時間短縮につながるというメリットもあります。日常生活でLINEを使っていないメンバーがいる場合のフォローは必要になりますが、導入検討の余地はあるでしょう。
マネしてほしいといえば、大学時代の思い出。
当時の愛読書といえば、北方謙三(以下、「K先生」)著のハードボイルド小説オンリー。
K先生といえば、恋愛ハウツーバイブルの青年誌、ホットドッグ・プレスのQ&Aコーナー「試みの地平線」で、女性との付き合いがわからずに悩む青少年へのアドバイスが、「ソープへ行け」で有名。
あまりのK先生愛で脱線しますが、三国志を読むならK先生著を強くおススメめします。「漢」と書いて「オトコ」と読ませるハードボイルド歴史大作、猛将関羽が呉の計略にかかり死んだときは、電車の中でたまらず号泣し、隣に座っていた女性が席を立ちました。
さて、学生時代に戻り、小説「渇きの街」だったように記憶しますが、闘いの前の主人公が「熱湯と冷水を交互にシャワーを浴びる」という、ハードボイルドの世界観を印象づけるシブい描写がありました。完全に主人公になっていた私のその夜は、暗いシャワールームでの熱湯と冷水。
結果、寒冷じんましん発症。
顔面が金魚のランチュウのようになり、しばらく外出ができなくなりました。体質が影響しますので、こちらは安易にマネをしないようお願いします。
LINE等の使用は便利ですね。
私はセキュリティ対策として、パソコンメールしか使っていませんが、将来的には使いたいと思っています。
駐車禁止場所での駐車は、どこのマンションでも問題になりますね。
見学に行った大規模マンションでも、駐車スペースは余っているのに、消防車進入路に駐車している車がありました。
民度にもよりますが、理由を示して駐車を排除するのが、納得を得られます。
禁止事項は理解できない方も多く、理由がわかればやめやすくなります。
当マンションでは、荷下ろし等、どうしても駐車しないといけない場合に備え、号室番号を車外から見えやすい場所に表示することで、車路の短時間駐車を認めています。