【図面を取り戻せ!~大規模修繕後の戦い】24.臨時理事会の招集請求(その2)

C技研への書面に押印しないK山理事長に、妻は返信のメールを送る。

C技研へ文書の件はなるべく早く進められたらと思っています。ご協力いただけないのであれば、住民の方々に説明できる理由をご用意ください。
K山さんへの不信感が、これ以上増さないことを願っています。

交渉が遅れることになれば、K山理事長の責任、それを住民にもばらしてやるとの、ほとんど脅迫にも近い内容だ。このメールを送り付けられ、理事長も、少し腰が引けてきたようだ。

C技研への書面に押印が必要であるとは思いません。押印なしで送られれば宜しいのではないでしょうか。

意地でも理事長印を押したくないが、さりとて「交渉を遅らせている」と後ろ指を指されたくもないらしい。

対する妻たちの返事は、

理事会でもお話した通り、C技研のW氏は『K山理事長との間で手打ちの話がまとまっている』とのご認識です。ですので、今回の書面には理事長印を押して、全会一致の決議であることを示す必要があると思っています。
以上のことを踏まえた上で、臨時理事会の開催を要求したいと思います。その席で書面を可決すれば、理事長印押印に関して、問題は無くなります。

ちなみに、僕らのマンションの規約では、臨時理事会の開催については「半数の理事が申し出た場合は、理事長は速やかに理事会を開かなければいけない」となっている。ただ問題は、いつまでに開かなければいけないかとの期限が明記されていないことだ。果たせるかな、K山理事長は、次のように返信してきたそうだ。

規約に書かれているのは、理事会の招集『請求権』までです。理事長が応じない場合についての規定はありませんので、各マンションの自治によるという事なのでしょう。臨時の理事会は招集しません。押印も次回理事会までいたしません。

臨時理事会の招集についてヤツが調べたところでは、「理事長が招集しない場合は規約違反になるので、理事長が欠席であっても、理事の過半数が出席という形で、議案の上程・可決は可能」とのことだったらしいが、それに対しても、

規約明文化されておりませんので一つの意見として承っておきます。

との返事だったらしい。「理屈には理屈で」との対応だ。K山理事長のことは完全になめきっていたヤツらだったが、ここに至ってのこの逆襲に、完全に戦闘モードにはいる。

これ以上、時間を無駄に費やすことは、誰にとってもメリットがあるとは思えません。2日後の、2月24日(日)20時より臨時理事会を開催していただきたくよう請求いたします。
住民の皆さんにも、オブザーバーとしてのご参加を呼び掛けるつもりです。住民の意見を尊重し、早期の問題解決にご協力いただけましたら幸いです。

K山理事長とのやり取りに、すっかり時間をとられてしまったが、会合の翌日の月曜日に押印済の文書を投函できれば、週末の通常理事会までに、C技研が回答を作成して送ってくることは、ぎりぎり可能だろう。また仮に回答が来なかったとしても、それはそれで、C技研の姿勢として次の対応を話し合うことができる。

「ほんっと、K山さんのせいで、時間が無駄になった!」
というよりも、妻がいらない一文を付け加えさえしなければ、もっとスムーズに勧められたような気もするが…。

そしてK山理事長への連絡に加え、マンションの住民たちに宛てて、妻たちは、招集をかける文書をポスティングする。

急なお願いで申し訳ありません。
明日24日の夜20時より、エントランスホールで臨時理事会を開きたいと思います。
T技研が約束した文書が未だ届かないので、こちらから督促の書面を送ろうと準備してきましたが、手続きが停滞しています。規約に基づき、私達三人の理事で臨時理事会の開催を請求し、明日20時より開催することにしました。住民の方々にもオブザーバーとしてご参加いただければ幸いです。

「手続きの停滞」とは、もちろんK山理事長の押印拒否のことだ。文書には明記されていないものの、女たちの口コミで、この事実は既に広められている。

(photo by photoAC)

この春まで、大阪市内のマンション(50戸)で管理組合の副理事長をしていました。昨年の理事の引き継ぎ直後に、その前年に行われた大規模修繕の竣工書類のうち、タイルの補修図面が提出されていなかったことが判明。施工会社に「ゴンドラを掛けての図面復元」を確約させるまでのやりとりや、その間に判明した様々な問題について、オットの目を借りてお伝えしたいと思います。

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