【マンション管理士おさらぎブログ】空き家問題を考える

空き家問題は深刻です。
野村総研の試算だと、2040年に空き家率4割だそうです。4割ってすごいですよ。
日本人プロ野球選手に4割打者はいません。
学生時代のナンパ成功率は確実に4割切ってました。というか、ほぼ0でした。
じゃ、なぜ空き家がダメかってことなんですが、
ざっくり言えば、景観が悪くなったり、衛生上の問題。
放火などの防犯上のリスクも高まります。
何より、人が住まないと建物の劣化が進んでしまいます。
なぜ空き家が放置されてしまうのかと言えば、税制上の問題があります。
土地の上に建物がないと、ある場合と比べて固定資産税が4.2倍も高くなってしまうのです。
解体費用にしても膨大です。
このような問題より、平成27年5月に空き家対策特別措置法が完全施行されました。
最終的に行政が処分できたり、固定資産税の優遇から外したりできるのですが、権利がからむので、 ‘’片っ端に‘’ というわけにはいきません。
夕張市のように、空き家率が3割を越えると行政が破綻するという噂もあります。
少子高齢化、人口減が止まらない日本。
世界情勢かんがみ、移民受け入れも積極的にやるとは思えないので、この先の日本の不動産事情は、よく考える必要がありそうです。
バツイチになって、私自身が空き家になった時期がありました。
そんなときこそ、内に籠らず、思いきって外の風を取り込むことが、劣化を防ぐコツです。
 
OEKAKI09

【マンション管理組合の学校 事務局 マンション管理士 おさらぎ】

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