ビシッ
うなるムチの音に聞こえました。
スノボで激しく転倒。
左手を強く雪面についた直後、とてつもない電流が全身を貫く。
友達の車で街の総合病院に急行。
モノトーンのレントゲン写真で確認した、まっすぐのはずのそれは、竹を折るときに失敗した、あのささくれだった感じでへの字に折れていました。
鎖骨骨折
この記事を書いているのが、骨折から4日目です。
今回の怪我でわかったこと。
1、治療は手術か固定
私は固定(全治6週間コース)を選びましたが、拷問用の応援団のたすき的なものを巻かれ、オードリーの春日ばりに胸を張った状態で固められます。笑っただけで激痛、わたしの経験した怪我のなかでは最強です。
普通に寝ると激痛が襲います。ソファーに半ば座ったまま寝ますが、寝返りでも打とうものなら地獄。正直寝れなくて、精神的にきついです。
3、人はひとりでは生きられない
怪我した私を助けてくれた友人。レスキューのスタッフ。予定を丸潰しにしても快く受け入れ、心配してくれる友、家族。周囲に支えられて自分が存在していることを思い知ります。
私は、改めて「普通であることの素晴らしさ」を思い知りました。
横になって寝る、着替えをする、シャワーを浴びる、走る、人混みが怖くない、車を運転する、スポーツをする、おもいっきり笑える、くしゃみする…
結局、こういう目にでも遭わないとわからないんですが、何気ない日常に感謝することを、わたしたちは忘れてはいけないと思います。
もし、あなたが何かに悩み苦しんでいるのなら、その何倍も苦しんでいる人がいることを思い出してほしいです。
今のわたしに置き換えれば、さらに何千倍もの苦しみと戦っている人が、この世にはたくさんいるはずです。
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往年の名曲
あの何気なく口ずさんだ奥深き歌詞の「真の意味」が、長い年月を経た今、ようやくわかりました。