【図面を取り戻せ!~大規模修繕後の戦い】28.弁護士無料相談(I田弁護士 2019年3月2日)(その1)

以下は妻の愚痴だ。
「もぉK山さんったら、せっかくS井さんが『署名・押印の上、T技研宛に、至急発送を…』って書いといてくれてたのにぃ!」
理事長の署名・捺印入りの文書が我が家のポストに入っていた火曜日は、予定を変更して、大忙しだったらしい。
「K山さんとこのポストに入れておいたんが、24日の日曜日の夜やったやんか。昨日の月曜日のうちに出しといてくれはったら、楽勝で、今日中にC技研に届いてた。3営業日あったら、日曜日の理事会までに返事をしてこおへん口実は与えへんって思ってたのにぃ。」
投函するのが今日で、届くのが翌日の水曜日となれば、「週末までの返事」に関しては、確かに微妙だ。
「せやからさぁ、すぐにネットで調べて…。」
なんでも、正午までに大阪府内の大きな郵便局まで持っていけば、府内であれば、当日中に届けてくれる特別なシステムがあるらしい。ただしゆうパックの扱いになるので、料金は当然高くなる。
「今日は一日、いろいろ予定を入れてたのに、全部変更。いそいで西郵便局まで行ってきた!K山さん、どんだけ甘えるつもりやねん、もう!」
それでもなんとか、書面はC技研に届けられたことだろう。あとは向こうの出方を見るしかない。

さて、日曜日の理事会を控えて、妻たちは、また忙しそうに動いている。
Y子さんが今度は、弁護士による無料の法律相談を見付けてきたのだ。弁護士会館で行われるその相談会は、理事会の前日、土曜日に開かれるらしい。

「ネットでの予約の時に、相談の内容が選べるねん。せやから、いちおうは建築関係に強い弁護士さんがついてくれるんやと思う。せやけど、今まで何人かの弁護士さんに相談してきてわかったんやけど、こんな細かいことまで把握できてる人って、なかなかいてはらへん。
相談の時間は30分しかないし、下手すると『タイルの補修図面』の説明だけで終わってしまうかもしれへんからね。情報をまとめておいて、簡潔に伝える必要がある。

確かに、弁護士さんに図面の意味を理解してもらわなければ、話にならない。ネットや電話での相談を経験して、ヤツも、ポイントを押さえられるようになってきているようだ。

「それからね、Nさんから連絡があって、相談に付き添いたいって。
今まで管理組合の活動にかかわってこなかった事、反省してるし、弁護士への相談にも興味があるって。
せやけど、Nさんってちょっとナチュラルにマッチョな感じもするねん。」
先日の集まりでの、K山さんの気持ちを汲むようにとのNさんの提言を、まだ少し気にしているらしい。
「それもあるけど、男性の発言って、グループの中で、どうしても重要視されてしまうやん。K山理事長もそうやったけど、立ててもらうことを、無自覚的に身につけてはるように感じる。相談に割り込まれて時間が無くなるのも困るし。」
NさんにはNさん自身で、相談の枠を取ってもらうように頼んだそうだ。
「あたしたちはあたしたちで、『図面を提出させられるか』と『提出させる手続き』に絞ろうと思ってる。Nさんは『法律的に争ったとき、勝てるか』とか『弁護士費用』とか聞いてみるって。ちょっとまだ時期尚早とちゃうかなと思うけど、とりあえずはじゃませんといてもらったら、まあええわ。」

(photo by photoAC)

この春まで、大阪市内のマンション(50戸)で管理組合の副理事長をしていました。昨年の理事の引き継ぎ直後に、その前年に行われた大規模修繕の竣工書類のうち、タイルの補修図面が提出されていなかったことが判明。施工会社に「ゴンドラを掛けての図面復元」を確約させるまでのやりとりや、その間に判明した様々な問題について、オットの目を借りてお伝えしたいと思います。

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