【マンション管理士サミーのよろず相談日誌】-その5 法定設備点検-その2

前回オーバーフロー管のお話しをしましたので、引き続き法定点検について触れていきます。
マンションにおける主な法定点検には、以下のようなものがあります。

  • 消防設備等点検:消防法に基づく、自動火災報知設備や消火栓などの点検。
  • 防火設備定期検査:特定建築物定期調査報告の対象となる建築物での防火扉や防火シャッターなどの検査。平成28年に新設された新しい検査。
  • 特定建築物定期調査:建築基準法12条に規定されている調査。建築物の躯体などの劣化状況や、避難階段・避難器具の設備などの安全性の調査。(平成26年6月以前は特殊建築物と呼ばれていた)
  • 建築設備定期検査:建築基準法12条に規定されている検査。共用の換気設備や排煙設備、非常用の照明設備などの検査。
  • 昇降機等の定期検査:建築基準法12条に規定されている検査。損傷、腐食その他の劣化の状況などを検査。
  • 自家用電気設備保守点検:自家用電気設備とはマンションまで電気を高圧で引込んでから変電し住戸に配電する設備。電気事業法に基づく点検。
  • 貯水槽清掃:受水槽、高架水槽、貯水槽などの水道法に基づく清掃と水質検査。

簡単な説明も記しましたが、これらの中で、「消防設備等点検」の自動火災報知設備や消火栓、「防火設備定期検査」の防火扉や防火シャッターなどの設備はすぐに目に入りやすく、点検も目立ちますので比較的わかりやすいかと思います。

「昇降機等の定期検査」については、日々乗られているエレベーターの点検であり、「貯水槽清掃」は清掃と水質検査ですので作業の想像がつくのではないでしょうか。逆に「自家用電気設備保守点検」はふだんあまり目に入る設備でなく専門性が高い点検となります。

この中の「特定建築物定期調査」と「建築設備定期検査」についてなんのことか少しわかりにくいのではないかと思いますが、サミーはこの調査・検査の経験があるので、実例写真を交えて説明していきたいと思います。

まずは「特定建築物定期調査」から。
この制度の趣旨は、物凄くザックリ言うと「建物を長く安全に使うために定期的に調査し悪いところは改善していきましょう。」みたいな感じになります。

では次回から私が調査した実例を紹介します。

 

一級土木施工管理技士、一級建築施工管理技士、二級建築士、マンション維持修繕技術者。建設コンサルタント、住宅メーカーなどの勤務を経て家業の工務店を継承。マンション管理士試験に合格後、行政の窓口などで多くのマンション管理相談に携わり、顧問・アドバイザーにも就任。問題を抱えているマンションの力になりたいとメルすみごこち事務所に参画。

One thought to “【マンション管理士サミーのよろず相談日誌】-その5 法定設備点検-その2”

  1.  各種法定点検は、区分所有者や住民には分かりにくく、特に目につかない場所での点検や余りにも専門的な点検はブラックボックスになりがちです。
     マンション管理士でも、不得意な方が多く、オールマイティを目指す貴殿の独壇場です。
     各種設備で、特に注意が必要な項目等の説明も、追々お願いしたいと思います。

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