【アラフォー理事長けんの奮闘記 その8】外部アドバイザーMさんとの出会い

お久しぶりです。「けん」です。
前の投稿からずいぶん間があいてしまいましたが、気を取り直して再開します。

<Mさんとの出会い>

前号まででお伝えしてきたとおり、2017年3月に理事長に就任して以来の数か月間、

  • 管理会社フロントは出禁レベルの「神」ならぬ「亀」対応(理事会の議事録が1ヶ月以上経ってから出てくる…等)
  • 理事会の出席者は毎回、役員定数13の半分にも満たない4~5名(委任状を除く)
  • 臨時総会を開いたら、理事以外の組合員の出席者「1名」

という状態が続いていました。

「こんな状態ではダメだ」というのは分かっているのですが、当時の私はド素人なので何をどうすれば良いのか、てんで分からず、悶々とした日々を過ごしてました。

しかし、「計画された偶然」(Planned Happenstance)とはよく言ったもので、理事会をどうすれば良くできるか考え込んでいたら、ヒントとなる情報がある日突然、舞い込んできました。

私の住んでいる地域は分譲マンションが多数集中しており、私のマンションも近隣5マンションと共に地域の自治会を形成しているのですが、私はその自治会の役員も兼任しています。月1回開催されるその自治会の役員会の中で、たまたま他役員の方から、

「近隣の他マンションの理事会が外部アドバイザーを雇っているらしい。」

という話が出て、「メルすみごこち事務所」と社名も仰っていたので、

「これだ!」

と思い、その場でメモって、帰宅後すぐにググりました。
こうしてほどなく、Mさんと会うことになりました。

<覚悟を決める時>

2017年8月下旬、渋谷にあるMさんの事務所を訪問し、上記の理事会の現状と、どうすれば良いかわからず悶々としていることを、すべてお話ししました。

当時の私は他のマンション管理組合や管理会社がどんなものなのか何も知らなかったので、それ故の得体の知れない不安感・焦燥感に駆られていましたが、Mさんの話を聞いて、

「私のようなケースは、多くのマンション管理組合にありがちなこと」

「マンション管理業界は受け身な体質なので、うちのような管理会社は珍しくない」

ということが分かっただけで、かなり気が楽になりました。

何より、

「世の中の理事/理事長も同じような悩みを抱えてる人が多くいる。」

「だけど、Mさんみたいに相談できるプロの方がちゃんといる。」

ということが分かったのが、すごく大きかったです。

その後、実際にMさんの支援を数年来受けられているという近隣マンションの理事会の方の話も聞いて裏も取った上で、Mさんにお試しで数回うちの理事会に来ていただいて出席理事の方々や管理会社と議論の結果、2018年度より年額約100万円のコンサルタント料を支出してのMさんの採用を、年度末の通常総会に付議することとなりました。

そしてこれは同時に、

「私が2018年度も理事長を続投する」

ことを意味していました。

このタイミングで私が理事会から抜けてしまっては、この活動が推進力を失います。それに、外部アドバイザーの必要性をいくら理事と住民の皆様に熱弁したところで、話してる私が導入時点で抜けてしまうのでは、説得力も半減してしまいます。

2017年3月に理事長を引き受けた時は、無難に1年間「逃げ切る」ことしか考えてなかった私が、2年目に突入する覚悟を決めた瞬間でした。

。。。と、Mさんに出会ってからここまでは順調に進んできたのですが、やはり、年100万円ものコストを伴う外部アドバイザー導入、住民の皆様のご理解をいただくのは、そう簡単ではありませんでした。(次号へつづく)

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