【アラフォー理事長けんの奮闘記 その10】ひでぶ~! 改めて突きつけられた住民の無関心(前編)

アラフォー理事長「けん」です。
私のコラムをお読みいただいてありがとうございます!

前号でお話ししたとおり、2017年までずっと停滞していた理事会活動の活性化のため、住民説明会と総会決議を経て、2018年3月より外部アドバイザー(メルすみごこち事務所さん)を理事会で正式に採用しました。そして、同時に理事会が代替わりして、私はそのまま理事長を続投し2年目に突入しました。

2018年度は、私以外に数名の方が前年から引き続き理事会に残っていただけたことと、輪番で新たに参画いただいた方がかなり協力的だったことも幸いして、ここまでの1年弱で以下のとおり成果を上げてきました。

<2018年度の主な成果>

・マンションのスローガンを決定
・活動の継続性の確保(理事を毎年総入替え⇒任期2年、毎年半数改選に変更)
・出席者数の増加(前年は毎回3~5名程度⇒今年は毎回10名前後が出席)
・メルさんのファシリテーションにより議論が活性化
・時間管理を改善(事前に予定議題を周知し、時間は「2時間」で打ち切る形とした)
・理事全員の役職を決めて役割分担を明確化
・意見箱を設置(住民からの意見収集)
・広報紙の貼り出しを開始(毎月の理事会の活動内容を住民に発信)
・エントランスの美観を損なっていた応接セットを刷新
・長期修繕計画を大幅見直し
★マンション運営に住民の方に参画いただく組織体制(個別委員会)を策定

 

ちなみに、手前味噌ではありますが、先日、マンション管理組合向け情報サイトの「マンションラボ」さんから取材を受けました。近日中に記事が公開されるようです。

<明らかになった他理事との温度差>

2018年度の後半で特に理事会で時間を割いたのが、上記★の「個別委員会」設立に向けた検討でした。
「個別委員会」とは、マンション運営に関する様々な課題をテーマごとに分けて個別に検討して結果を理事会に上申する、理事会の下部組織的な位置づけのものです。理事が各委員会のリーダをやって、有志住民の方に興味のあるテーマの委員会に入っていただく、という形をイメージしています。

この構想自体は、かなり早い時期に理事各位に一度説明し、総論としては賛成してもらっていたのですが、いざ、運営体制を具体的に考えて、実際に理事各位に役割をもってもらおうかという話になると、途端にみなさん腰が引けるもので、

・現時点でそこまでは無理ではないか。
・各委員会で具体的に何をやったらいいのかよく分からない。
・委員会の数が多すぎるのではないか。
・全部の委員会をいきなり立ち上げるのは無理ではないか?
(まずはトライアル的に1つからやってみたらどうか?)

といった、さまざまな反対意見やご指摘をいただきました。
自分の思いと他の理事の方々との間には想像以上の温度差があることに愕然とし、

「そんなの最初に説明した時に言えよ。」
「結局自分が面倒に巻き込まれたくないだけじゃねーの?」
「そんなに何でもかんでも俺が全部手取り足取り具体的に詰めないとダメ??」

と、正直かなりイラッときてしまいました。

が、まずは理事の皆さんに賛同いただいて協力を取り付けないことには進めませんし、いただいた指摘は冷静に考えてみれば確かに正しいものですので、もらった指摘を反映して、最初8個ほどあった委員会の数を5個に集約し、さらに最初はそのうちの1個(住み心地向上委員会)のみを立ち上げるところからスタートする形に修正しました。

そして、上記をまとめて12月に住民向け説明会を開催する運びとなったのですが、そこでさらに「ひでぶ~!」な現実を突きつけられることになります。(後編につづく)

「【アラフォー理事長けんの奮闘記 その10】ひでぶ~! 改めて突きつけられた住民の無関心(前編)」への2件のフィードバック

  1. 後編は、いつ投稿されますか?
    理事会活動お忙しいと思いますが、皆さまも投稿を待たれていると思いますので、ぜひ投稿お願いいたします。

    1. ご連絡ありがとうございます。
      最近、理事会以外にもプライベートでいろいろ立て込んでおり時間が取れないのですが、
      年内目処で続編を投稿するつもりですので、少しお待ち頂けますと幸いです。

      けん

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