【「元」大手管理会社取締役のつぶやき その6-1】理事長あてのラブレターは届かない

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【ある「元」大手管理会社取締役のつぶやき】
-理事長あてのラブレターはいつまでたっても届かない(1)

ほとんどの分譲マンションの集合ポストには
「管理組合用」の郵便ポストがありますね。

あなたのマンション管理組合では、この「管理組合用ポスト」のカギを
誰が保管し、郵便物の管理は誰が行っていますか?
管理員に任せっ切りではないでしょうか。

管理員は管理会社の職員です。管理会社の指示通りに働いている人です。
管理員が管理組合のために郵便物を適切に管理してくれている、、、
などと期待してはいけません。

管理組合の郵便受けには様々なダイレクトメールが投函されます。

これらはすべて管理会社のフロントマンを通じて
ひとまず管理会社の手にわたります。

行政からの通知や町内会からの連絡など、理事長に手渡さないとマズイ物は選別して理事長に手渡しますが、その他の営業資料はすべて

「破棄」

されている可能性が高いです。

例えば、

  1. 他の管理会社からの営業資料
  2. 大規模修繕工事業者の営業資料
  3. 高速インターネット、防犯カメラ、電子ブレーカーなどの営業資料
  4. マンション管理士やコンサルタント会社の営業資料
  5. マンション管理に関係するNPO法人や一般社団法人の営業資料
  6. 上記各社が主催する勉強会やセミナーのご案内
等々です。

破棄するだけならまだ可愛いほうです。

「これはマンションに売り込める商材だ」と思えば、これらのチラシの業者を仕入れ先として取り込んで、管理会社として提案し販売することも日常茶飯事です。

管理会社を通過するだけで20%の中間マージンが入ります。その分の価格は管理組合に転嫁されることもあります。

管理会社リプレイス(変更)の防止に、全世帯の郵便受けに配布されたライバル管理会社のチラシを管理員に命じてこっそり回収させる管理会社もあるくらいです。
管理会社は全世帯のポストのダイヤル番号を知っていますからね。
そんな馬鹿なことが‥‥と思われますか?

(続く)

菅 理(すが さとし)

マンション管理会社の役員という立場を離れてこの業界を眺めると、大企業の系列管理会社であっても決して管理組合にあからさまに語ることのできない、裏の一面を各社隠し持っていることがわかります。匿名だからこそ本音で、時にはきわどい発言も続けてゆき、マンション管理組合の運営がより実りあるものにできたらと思います。

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