【元管理会社取締役つぶやき その13】分譲マンションを食い物にするコンサルタントはこうして見破る(その2)

元大手管理会社取締役_ブログ

【ある「元」大手管理会社取締役のつぶやき】
 【元管理会社取締役つぶやき その13】分譲マンションを食い物にするコンサルタントはこうして見破る(その2)

前回ブログで書きましたが、分譲マンションを取り巻く業者には、管理会社以外に、マンション管理のコンサルタント、マンション管理比較サイト、大規模修繕コンサルタントなど様々です。

これらはみな「管理組合の立場で管理組合の専門的な業務を支援する」ことを標榜していますが、マンション管理組合が素人集団であることをいいことに、やりたい放題です。

言葉通りに管理組合の立場で真摯に業務を行っている業者はほんの一握りです。

②マンション管理比較サイト
なんでも手軽にネットショッピングの時代ですね。

「管理組合に費用負担はありません。多くの管理会社を比較検討して、最安値の間会社を選定します。管理組合には一切の手間はありません。」

などと夢のようなサイトがいくつも出ては消え、それでもまだ何社か生き残っています。

中にはリバースオークションと言って、他社の提示する委託料をすべて公開して、それを見た他社がもう一声値段を競り下がるようなシステムのところもありました。

これらのサイトの中には事務所の所在地や連絡先も明かさず、代表者の経歴なども不明で、顔が見えないネット社会の怖さを感じます。

当然、特定の一社又は数社の管理会社と特別に繋がっています。管理会社からサイトの登録手数料や、めでたく落札決定した場合は所定の謝礼を払わせるのですが、この仕組みをまじめにやっていてはサイト運営者も儲からないのです。

管理会社も、毎回真剣勝負で安値合戦をしていては、利益が出ません。利益が出なければ謝礼を払えません。せっかく登録したサイトも利用しなくなります。

だからこそ特定の管理会社に仕事が回るような操作をするのです。特定の会社に最安値をリークしたり、数社しか登録させないで、順番で受注できるようサイト側がコントロールしたりといったことが疑われます。

タダほど高いものは無いですね。

(続く)
菅 理(すが さとし)

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